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これがミッチの"My Slow Life"

oilsardin.exblog.jp

イマドキシニアの光と影

多摩に来たからには武相荘

2009年6月13日(土) 晴ときどき曇 15600歩

 二日間の予定を無事こなし、予定通り2時半に多摩の永山というところで自由の身となる。ちょっと
したはずみでオークションで落札してしまった新コンデジ、RICOH CX1を携えての初旅行となる。
中古ではあるが購入後2週間の新古品で、5年保証と2GBのSDカードのおまけ付きで思いがけ
ない安値でまさかの落札が実現してしまったのである。

多摩に来たからには武相荘_e0083517_14562173.jpg小田急多摩線の永山駅は、初めて来た駅だが、喧噪感が全くない。緑濃い森が全てを吸い込んでいるような街である。研修施設にはもってこいかも知れない。

 今年は二月に神戸大丸で白洲次郎・正子展があり、その直後にNHKドラマが二回シリーズ
であった。以前に本を読んだときのイメージ、写真で見た感じ、またドラマでの描写、それら
を確かめるかのように、迷わず小田急永山から新百合ヶ丘乗り換えで憧れの鶴川に向かう。

 鶴川は次郎達が移った頃(昭和16年頃)は、見渡す限りの田園風景とあったが、今は郊外
ベッドタウンの様相。駅前には小田急マルシェやバスターミナル。それでも鶴川街道という
幹線道を少し北に歩き始めると、ここにもところどころ鬱蒼とした森が残っており、当時の面影
を偲ばせる。

多摩に来たからには武相荘_e0083517_14585612.jpg ユニクロの駐車場の隣の細い登り道を左に曲がると武相荘の看板。

多摩に来たからには武相荘_e0083517_1513249.jpg 坂を上り詰めると急に雰囲気が変わり、静寂感が支配する。入場料1000円は安くはないが、結構な賑わいである。言葉をなにげなく聞いていると遠くから来ている人も多そうだ。

多摩に来たからには武相荘_e0083517_152465.jpg 実際の部屋の調度やソファー、書斎などを目の当たりにしていると時間を超えて次郎・正子に会ったような気持ちになるから不思議である。

多摩に来たからには武相荘_e0083517_1534613.jpg しばしの間、時と空間をワープした気分に浸る。

 武相荘を一歩出るとそこは町田市の普通の住宅街。気を取り直して帰路を急ぐ。小田急、南武線、
京急と乗り継いで羽田に向かうとちょうどいい時間になった。。今回は本当に知らなかった東京の
一面、各種沿線と駅ターミナルをいろいろ経験することができた。

多摩に来たからには武相荘_e0083517_15231927.jpg 乗り継ぎ駅の構内にあったちょっとお洒落なスタンドで飲んだイタリアンビールも上々で旅情にアクセントを添えてくれた。


 
by yellowtail5a01 | 2009-06-13 23:59 | 旅行 | Comments(0)

by Mitch