待望のゼロの焦点を観にいく
封切になったらすぐに行こうと思っていた松本清澄の代表作であるこの映画である。
夕方に時間があったので西宮ガーデンズに出向く。朝昼兼用の食事は摂っていたが
少し小腹も減ることなので、ガーデンズ4階のレストラン街を散策し、ぼてじゅうという
有名なお好み焼き屋さんに寄る。
4時前とあって客はほとんどいない。週末だと何時に行っても列ができているので
一人でぶらりという気にはならないが、平日のこの時間帯はどのお店も大して客は入っ
ていないようである。これからもここのレストラン巡りをしてみたいものである。
せっかくだからいろんな視点でお店の評価をしてみたいと思う。(1)味、(2)インテリア
(3)接客態度、(4)BGMのセンス、(5)総合評価という切り口で5段階評価とする。で、
今日のぼてじゅうガーデンズ店は、味3、インテリア4、接客態度2、BGM4、総合3という
結果となった。
肝心の映画の方は、文句なしに面白い。サスペンスとしての緊迫感と、推理を要求する
分、冬の日本海の美しくかつ哀しい風景。それと感動したのは昭和30年頃の有職故実が
見事に再現されている点であった。出てくるクルマもヒルマン、オースティン、ルノーと自分
が物心ついた頃にタクシーとして使われていた車種のてんこ盛り。これだけでもノスタルジ
ック度満点。
原作は読んだように思っていたが、映画を見てみると読んでいなかったように思う。もし、
読んでいて忘れてしまっているのならそれも哀しいことである。戦争と女性がテーマのこの
ゼロの焦点あるいは零の焦点だが、どこがゼロの焦点なのかが釈然としない。また、エン
ディングで韓国の協力チーム名前が延々と出てきたが、韓国ロケもあったのだろうか。思い
当たるとすれば終戦後の立川の部分がそうだったのかと思うが、定かではない。
広末涼子、中谷美紀、木村多江の競演もなかなか見事なものである。特に中谷美紀の演技は演出効果もあるが、鬼気迫るものがありすごい女優だと思う。テレビドラマの仁でも存在感があるのもうなづける。(写真は公式サイトより引用)
みっちさんは、お好み焼きでしたか。僕は、インド料理でした(笑)。
映画のひとつですよね。『ゼロの焦点」は女性主役の社会派サスペンス、
『沈まぬ太陽』は男性主役のドキュメンタリーとして、いずれも気に入りました。
次は、『笑う警官」、「2012」、『サイドウェイ』あたりを見たいです。
ないです。(笑)主人公の禎子が可能性をずっと絞り込んでいって、ようやく
真相に辿り着いたというところからきているような気がしてきました。どなたか
由来をご存知であれば教えてください。