移民問題について
英語日である。予習はできていない。必然的に朝からねじり鉢巻きで記事に格闘する。
今日のテーマは二つ。メインは、欧州版TIMEから取り寄せた南欧における移民問題。
サブのテーマは、apology。ソクラテスの弁明からTiger Woodsの謝っていないよう
な謝罪まで10の謝罪例が紹介されている。
後者はともかく、前者の移民問題は他人事とは思えない。南部イタリアではつい最近
移民の暴動が起こっているらしい。果樹園での仕事に地中海を渡って多くのアフリカ人
が働いているが、そこに人種的確執が生じているらしい。
スペインのバルセロナ近郊でも同様の問題があるが、スペインは移民の同化教育を
熱心に進めているという。もう一つの移民の多い国であるギリシャは、民族の誇りが高い
ようで、ここにきて移民の締め出し政策を採っているようである。
北ヨーロッパ各国に比べて法律が甘く、違法入国者や無許可滞在者が多いのが南欧
の特徴のようで、厳しい北中部ヨーロッパより南欧が不法移民のターゲットになり、また
それをあてにして低賃金労働力を活用している業者も多いようだ。
日本も労働人口が今後急激に減少し、いわゆる3K職場に就きたがらない若者が増え
アジアの移民が増えてくるのであろう。すでに飲食店ではたどたどしい日本語の従業員
が確実に増えてきている。介護現場ではインドネシア人をあてにしたり、苛酷な工事現場
では中東の人をあてにしているのはすでに起きている現象である。
今後、日本がどのような移民政策を採っていくのか、どのように異なったカルチャーの
人々と共存していけるのかは、好むと好まざるに関わらず、我々がこれから直面しないと
いけない問題jだろうと思われた。