初めて乗る近鉄京都奈良線
受託業務で宇治市にある中小企業に向かう。宇治市らしいが、生まれてこの方一度も乗車経験がなかった京都と奈良を結ぶ近鉄線に乗る。他の路線と何が違うというわけではないが、一般道や瀬田バイパスといった高速道路では何度か走り回っている地域ではあるが、車窓からの眺めはまた違う。
淀川右岸に比べて左岸は、未開発での田園風景が多くて、ノスタルジックな感じに富んでいると思われる。大久保という急行が停まる駅は、駅前はそこそこ賑わっているが、少し歩くと眠っているような町並み。休業か廃業した医院も目立つ。
帰りは折からの夕景の時刻となり、ドアにへばりついて夕景撮影を試みる。夕焼けを背景にした東寺の写真が一番の狙いであったが、なかなか思う通りのアングル、チャンスを得るのは、難しい。
梅田迄戻って、お世話になっている会社の女子社員が出演している劇を観劇に行く。今日の会場はHEPホール。三回目の観劇であるが、それぞれの役者さん達の成長も確認できて面白い。
周りのものを 煩わしいとして排除しがちな私です。
が、ミッチさんの この電線は夕陽をいっそう引き立てています。
いつかの、うえさんの ビルの間からみえる雲 も然り、ですね。
勉強になりました。
はるるさんのやり方は間違っていません。
「写真は引き算」という格言があります。
ネットで調べてください。
2枚目、3枚目の写真は、「この電線は夕陽をいっそう引き立てている」のではなく、「この夕陽は電線をいっそう引き立てている」構図です。
作者の意図というのではなく、構図として。
どちらがメインでどちらが引き立て役か、難しいかもね。
一枚目は、やはり光芒に胸がキュンとなりました。
急行の車窓から望遠だったのでどうかなと思われ
ましたが、CX3はお利口さんでブレ・ボケの目立たない
写真が撮れました。
二枚目は、結果論で架線を活かしました。撮るつもり
ではなく、シャッターを押したときは夕日だけのつもり
だったところに架線と鉄柱がヌゥッと写っていたので、
採用しました。
三枚目は、東寺が主役で夕景は脇役です。これは、
失敗作です。もっと夕焼けの濃いところをバックに
東寺のシルエットを狙ったのですが、その角度になった
瞬間には大きなビルが現れて東寺が見えなくなりました。
これが一番マシという写真でした。本当は、車窓からでは
なく、最適なビルの屋上に上って、一番いい時間をまてば
いい感じの「夕景の東寺」が撮れたことでしょう。