梅雨明けの土曜日、忙しの三都物語
空は完全に真夏の色。クマゼミは鳴き出さないが、今日だけ見るとこれは完全な梅雨明けの夏日だ。暑いし、明るいし、好き嫌いは別にして心も晴れる。
こんな日に限って、いろんなことがかち合い、調整のつかないままどん欲に全ていいとこ取りをしようとするが、いいことばかりではない。1時からTIMEを読む会。内容的には興味深い四月のロイヤルウェディング。チラチラとは見ていたが、しっかり読み通す準備もできないまま、顔を出す。次回のテキストをもらっておくことと、今日は会費の徴収日なので、顔を出しておく必要はある。
途中で失礼しますと司会の人に告げると、それじゃ冒頭をやってから退席して、と指名される。単語調べも不十分で、しどろもどろでなんとかワンパラグラフを終えるが、皆さんのシラーっとした空気が骨身に浸みる。それでも、最低限の役割は果たしたので、予定通り1時45分に退席し、バイクで芦屋川上流に向かう。
春瑠コンサートでギターとベースデュオでの「ポルトガルの風」というタイトル。タイトルにすっかり惹かれてしまった。歩くと大変だが、バイクなら10分もかからず、開演5分前には到着する。そこまではよかったのだが、駐輪スペースにおいて、スタンドを出して止めると、傾斜が思ったよりきつく、またまたスローモーションのデジャブ。ばったんと低い方にバイクが転倒。危うく隣のクルマにぶつかれば、お互いひどいことになりそうだったが、単独事故で済む。右のバックミラーが折れてしまったが、それ以外には損傷はなさそう。数千円の出費で済みそうでやれやれ。
コンサートは、ポルトガル・ブラジル通の上川保さん(ギター)と岩田晶さん(ベース)の息のあったデュオ。ポルトガルのファドに始まり、ボサノバ、ジャズと即興演奏てんこ盛りの楽しいライブ。とりわけ、「スペイン」が秀逸であった。古くは、ジョン・ウィリアムズギターのアランフェス協奏曲で馴染み、チック・コリアのジャズピアノで馴染み、最近ではピアノ・ギター・フルートのトリオ、「カッジオーロ」の定番ナンバーとして馴染み、去年からは平原綾香ちゃんの「My Clasics 2」で馴染んでいる曲だ。
さんくちゅありークローバーというこの芦屋川沿いの高台での春瑠開催とのことで、合間を縫って来た甲斐があった。展示品も相変わらず綺麗にまとめられている。
木曜日もギターとピアノのデュオを楽しませてもらったが、またまた今日も素晴らしい音楽に出合った。バイクは、とりあえず応急修理をしてもらい、京都に向かう。京都も蒸し暑い。四条大橋を渡る頃は黄昏時。川床の料理屋が繁盛している。でも、蒸し暑すぎ。
本日のメインイベントは、京都でのたなかりかちゃんのライブ。芦屋でも一緒だったU氏と京都のライブハウス、JTNに行く。こじんまりしたライブスポットだが、カウンター席に座るとびっくりするほどアーティストとの距離が近い。歌う方も緊張するかも知れないが、聴く方がもっと緊張しそうな距離感である。
毎週土曜日の夜のライブにしか使わないと言うこのお店。オーナーの趣味か。
10時過ぎには終わり、この時間なら十分今日中に帰宅できる、と思って段取りをしてくれたU氏と一緒に駅に向かうと舞妓さんではないが、粋な着物姿の女性が前を急ぐ。ああ、やはり京都だ。
昼に上品なギターデュオ、夜は一ヶ月ぶりにりかちゃんのライブを目の真ん前で満喫させていただき、阪神間に住む幸せを実感した真夏の一日だった。
芸子さんの後姿、色っぽいですね。
(ご参考に)
舞子さんは、赤。芸子さんは、白。襟の色が決まっています。
有難うございます。
そして本当にごめんなさいです。カメラの次はバイクにならないように・・・
なんて言ったはるるが悪かったです。
春瑠のブログにも書きましたが、以後 春瑠コンサートには
ミッチさんは御招待VIP扱いにさせていただきます。。。
満喫させてもらいましたよ。(笑)
拝見して心強く思いました。
バイクの件は、どうぞ忘れてください。善意で言って
いただいたはるるさんには一分の問題もありません。
問題は、坂の傾斜を考慮してスタンドを出すという
基本の基本を忘れていた管理者にありますので、
どうぞお忘れ下さい。