雨の土曜なのに新大阪界隈へ出張
本年初めての講師仕事が入る。前回はいつだったのかと振り返ると秋口以来か。ずいぶん間が空いてしまったが、お声がかかるというのはありがたい。3年ほど前に行った電子部品系の専門商社で、海外展開が活発で海外要員育成研修に熱心な会社と聞いていた。しかし、しばらくお呼びがなかったので評価されなかったのかな、と思っていたが、他の講義もリーマンショック以来途切れていたとのことで、それを聴きちょっとホッとする。
久しぶりに演壇に立つと我ながら歯切れの悪いのを自覚する。途中時間配分を勘違いしたりで、ギッコンバッタンノ感がないわけではなかったが、予定時刻に一通りの内容を終えることができ、拍手が返ってくると、「ああ、来てよかった。」と思う瞬間である。
夕方になってしまったが、一旦帰宅してすぐに病院に向かう。家内と娘に容態を確認すると、相変わらず滾々と眠っているとのこと。娘のフィアンセが見舞いに来てくれるとのことだったので、少しは目を覚まさないかと、三人で話しかけると、うっすらと目が開いた。焦点は定まらないようだが、眼球が動くので、意識は戻ったに違いないと思われた。
その後、引き続きいろいろと話しかけると、目元や口元に明らかに笑顔の兆しが戻り、口を動かしてなにか言おうとしている様子が窺えた。入院以来、初めて見る笑顔にこちらが癒される。
いてもらえればいいなと思います。