半年ぶりの裾野市出張
ここ数年、年一度のペースでお邪魔してる大手鉱山会社に半年ぶりにお邪魔する。以前は都内のいろんな研修施設を借りての実施であったが、富士山麓にある研修施設を買い上げて以来、ここが定着した感じである。風光明媚な場所なので来るのが楽しみではあるが、いかんせん足の便がすこぶる悪いのが玉に瑕。
研修は5時スタートで夕食を挟んで9時までという異例の時間設定だ。午前中は家内を病院に送って一緒にしばし義母を見舞う。朝の光のなか、暖かい病室から見下ろす冬のハーバー風景にはまた味がある。
昼前には家に戻り急いでJRに向かい、ひかり、こだまを乗り継いで三島を目指す。富士川を渡る頃には富士山も見えるが、頂上付近は雲の中。
三島駅から裾野方面に向かうタクシーからは富士山は皆目見えない。運転手さんに「富士山を観るのを楽しみに関西から来たんだけどねぇー。」愚痴をこぼすと、「2時頃まではよく見えていたんですが午後は駿河湾から湿った空気が北上して雲が懸かることが多いんですよ。」とのこと。せっかく余裕を持ってきたのに富士山撮影は難しそうである。
4時頃に研修所近くに到着したが、時間もあるので手前の見晴らし公園前で降ろしてもらう。小高い丘に登るとなるほど見晴らしがいい。富士山がよく見えるはずなのだが、裾まで雲に覆われ皆目見えない。寒風が吹き抜ける中、30分粘っていると徐々に雲が流れ、何とか富士山の輪郭は浮き上がってきた。