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これがミッチの"My Slow Life"

oilsardin.exblog.jp

イマドキシニアの光と影

「あなたへ」に感動、健さんに脱帽

2012年9月2日(日) 薄曇り

 昨夜は、オペラ公演が終わってから姉貴夫婦と中華街に繰り出し、広東料理をご馳走になる。事前インプットをしっかりやっていたので、演出についての多少のコメントもできて、話が弾んだように思う。

 横浜駅で別れて帰りのバスの発車を待っていると突然の豪雨。横浜シェラトンに逃げ込み、ロビーで時間を潰し、11時過ぎにバス乗り場に向かい、予約のバスを見つける。帰りもぐっすり眠ることができ、海老名SA以降は京都に停車するまで一度も目を覚まさなかった。家のベッドよりも熟睡している感じである。

 昨日、空き時間で映画を観ることを計画に入れていたが、一番見たかった「あなたへ」がタイミングが合わず、「プロメテウス」を観ることにした。朝日新聞朝刊に「プロメテウスの罠」というコラム記事で馴染んでいたこともある。結果的には、単なるSFでCG満載の映像で、心に響くものはなにもなかった。

 朝帰りとなり、「あなたへを見に行けへんか」と家内に持ちかけると、「私も観たい」とのことで珍しく意見が一致。さっそく、ガーデンズの席をネット予約する。余裕を持って出掛けたつもりが、ガーデンズの駐車場はビル内も南の駐車場も完全満車で間に合いそうもない。家内を下ろして駐車場探し。幸いミドリの家具販売の店の駐車場が近くにあったのでそこに入れる。1000円の買い物で二時間まで無料。やれやれと思い、ギリギリ滑り込む。

 ほぼ満席であったが、ネット予約のおかげで最後列ど真ん中の特等席で観られる。開演予定時刻から15分は予告編や禁止事項案内が続くので、本編開始には余裕で間に合う。それにしても、久しぶりにいい映画に出合ったと思う。

 いずれその時を迎える心の準備、残された人への気遣い、残った人の心の持ち方、その後の時間の流れ、など我々シニア世代には他人事とは思えないテーマを上手に扱っている。高倉健の渋さ、誠実さ、人間味がふんだんに溢れ、他の豪華キャストとの調和が素晴らしい。もちろん昔からのファンである田中裕子は50を遥かに越えてもチャーミングだ。

 加えて、ロケ地が富山から高山、京都、大阪のデパ地下、道具屋筋、兵庫県の竹田城址、下関・門司、平戸と、自分にとっては親しんだ街、バイクで走った道、ヨットで通過した海がふんだんに出てくるのも格別に親しみを覚えた一因であろう。竹田城址は県内で近くはよく通っているが、その存在は知らなかった。ぜひ、訪ねてみたい。

 「旅と放浪の違いは、目的があるかないか、帰るところがあるかないかだ。」というたけしも渋い。「分け入っても 分け入っても 青い山」。 「この道や いくたりゆきし われはけふゆく」。 山頭火の句集を読んでみたくなる。それと「あなたへ」の原作本もあらためて読んでみたい。見過ごしているであろうディテールを掘り下げたい。

e0083517_5394450.jpgこのポスターシーンで健さんは亡くなった妻洋子の子供時代の写真を見つけて、「ありがとう」というのだが、その脈絡がよく理解できなかった。

 その他にも細かいところで確かめたいディテールがいくつもあるのだが、睡眠不足気味の妻は居眠りをしていたのか、話が噛み合わない。そこが残念!
by yellowtail5a01 | 2012-09-02 23:59 | 娯楽 | Comments(0)