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これがミッチの"My Slow Life"

oilsardin.exblog.jp

イマドキシニアの光と影

情熱のエスパーニャ クラシック

2012年9月28日(金) 晴

 二週間ほど前に芸文センターにコンサートを聴きに行ったときのフライヤーで即予約をした「情熱のエスパーニャ」。曲目が、カルメン、アランフェス交響曲、ボレロ、あと一つ小品。知っている曲が多いという魅力がある。特にカルメンは、オペラ予習で何度も聞きこんでいるので、歌詞の意味までほぼ頭に染みこんでいる。

 家のステレオでカルメンをかけると、「そんな運動会みたいな曲、うるさいから止めて」といわれていたので、声を掛けても乗ってこないかなと思っていたが、「行くよ」との返事。始めてクルマにて早い目に行くと駐車場は余裕のよっちゃん。

 三ツ橋敬子指揮、PACオーケストラの前半は、シャブリエの狂詩曲「スペイン」とロドリーゴの「アランフェス協奏曲」。ギターソロは、朴葵姫。ギターの音色に少し迫力に欠けるところがあるが、聴き応えのある演奏であった。終わってからも拍手が鳴りやまず、アンコールは「アルハンブラの思い出」。さすがにプロである。よどみのないトレモロが続いた。

 20分のインターミッションだが、三階席のそとはバルコニーになっていて、涼しい風が駆け抜ける。
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 後半は、いよいよカルメンとボレロ。これはどちらも耳に馴染んだ曲目で素晴らしいと感じる。特にカルメンは、ハバネラやトレアドール、ミカエラのアリアなど、オペラで親しんだ旋律と言葉が思い起こされ、最高に幸せな気分である。

 最後のボレロも断片的には聞いているが、最初から最後まで通しで聞くのは初めて。小太鼓のリズムが終始響き、いろんな楽器が同じ旋律を繰り返し、繰り返し流れ、だんだん楽器の数が増え、最後は全オーケストラによる盛り上がり。拍手が鳴りやまず、アンコール。アンコール曲はカルメンの序曲~トレアドール。しかし、本番の演奏の方が、よかった。

 誰かが言っていたのを思い出したが、アンコールというのは必要なのか、不要なのか。演奏家は、本番演奏で最高の演奏を行い、完全燃焼したあとで、さらに演奏を強要しても本番以上の演奏はできないのではないかという論点である。

 アンコールというのは聴衆へのサービスだから当然最低一曲は演奏するべきであると思っていたが、言われると完全燃焼というのもよくわかる。今日は、その検証をできたような気分であった。

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 芸文センターの大ホールは金曜日の昼下がりというのにほぼ満席で、平均年齢はすこぶる高い。終演のあと、一斉に帰る集団の平均年齢は、70とは言わないまでも65は越えていると思う。文化的に豊かな日本の現実をみた感じである。
by yellowtail5a01 | 2012-09-28 23:59 | 音楽 | Comments(4)
Commented by SHIN at 2012-09-29 18:35 x
ヤブラン(ユリ科)の花ですね。
御堂筋(フィリヤブラン)も、会社の中もいまやヤブランふが満開です。
Commented by ミッチ at 2012-09-29 22:05 x
SHINちゃん、ありがとうございます。ヤブランですね。
確認できました。
Commented by 春瑠 at 2012-09-30 00:33 x
素晴らしい。もう、カルメンの「通」でいらっしゃいますね!
演奏の盛り上がりが彷彿とします。
アンコールには、わたしは「しないで~」と思っています。
本番以上のアンコールは聴いたことありません。そのまま終わらせてあげたいと思います。
最高潮のまま会場を出ます。
Commented by ミッチ at 2012-10-03 09:33 x
春瑠さん、カルメンを皮切りに今まで無縁だったオペラ
に少し馴染めればと思います。アンコールの是非は、
ケースバイケースな気がします。