帰り道は伊良湖岬からフェリーで鳥羽へ
昨夜は、自分たちの部屋が宴会部屋となり、一升瓶も持ち込まれてどうなることかと思ったが、意外に早く10時過ぎにはお開きとなる。こんな時間からは寝られそうもないが、皆さんに従って就寝に就く。おかげで早く目が覚めるが、なんとか布団の中でじっとして、五時半頃に起き出す。
三度目の展望風呂の後は、まずはバイクの手入れ。夜露を生乾きのタオルで拭い取る。早起きの人はもっと早くから散歩に行ったりしているようだ。三々五々駐車場に集まってくる。
バイクの手入れをした後、少し周辺を散策。早朝の舘山寺界隈の風景を楽しむ。
待ちに待った七時半からの朝食を全員そろっていただいた後、現地解散。高山に行ってもう一泊して帰る人、豊田佐吉記念館に寄って帰る人、最寄りの高速から真っ直ぐ帰る人とさまざまである。自分としては、せっかく懐かしの浜松に来ているので、以前娘が住んでいた町を再訪することも考えたが、あまり意味のない感傷旅行になりそうだったので、伊良湖岬経由で帰るという一番大きいバイクのメンバーと行動を共にすることにする。BMW1200KTの後を走っていると、こちらのろくべえ号はずいぶん小さく見えそうだ。地道を走る分には全く遜色はないのだが。
浜松から空いた国道42号線に出て一路伊良湖岬の先端へ。一時間半で到着する。滅多に自分の記念写真は撮らないが、相棒とお互いのカメラで記念写真の取り合いっこをする。
ここからは伊勢湾フェリー。一時の高速料金無料化で、他地域同様フェリー廃止が計画されたらしいが、存続署名運動などで生き残ったらしい。自民党政権になって、無料化どころか高速料金はべらぼうに高くなり、消費税増税便乗値上げもあるのか、びっくりするくらい高くなった。フェリーが廃止にならなくてよかった。
もっとも韓国のフェリー事故もあるので、手放しでは安心できない。どう考えても日本で同様の事態が発生するとは考えられないが、乗船後に救命具の説明など何もない。飛行機では確実に行われているのに比べると、やはり安全意識、リスクマネジメント面で甘いところがありそうである。船は、三島由紀夫の潮騒の舞台となったという神島を過ぎて、鳥羽を目指す。
ところで、日本のフェリーは安全と過信してはいけません。韓国にフェリーを売船したマルエーフェリーは、4年前に三重県で転覆事故を起こしてますので・・
閑話休題、CaratQでも初めてのゲストを迎えたときには、ライフジャケットの正しい使い方を説明しておくのがいいかも知れませんね。自動で膨らまなかった場合とか、ホイッスルがついていることとか。