アンデス音楽のライブ
水曜日からのハードスケジュールが響いたのか、体が何となく重い。ラジオ体操には行ったもののあとは休養日とばかり家でのらりくらり過ごす。去年の初夏だったか、敬愛するジャズボーカルの溝口恵美子さんから案内をもらって訪れた豊中は岡町にある桜の庄兵衛からメールで案内が来た。
フォルクローレ系のライブの案内だったので、久々の罪滅ぼしに家内に声を掛けると二つ返事で「行く」とのことだったので夕方から出向く。開演は4時半。耳に慣れ親しんだ曲が多くあり、また珍しいベルーのいろんな楽器の紹介、演奏もありあっと言う間の一時間半となった。
アルパというインカハープの音色が印象的であった。これを加えたコーヒールンバが一番気に入った。高速サービスエリアで、自販機の挽き立てコーヒーをまた買いたくなりそうだ。古民家を改造したこじんまりした佇まいと土臭いフォルクローレが程よく調和していた。
昨日、ひーやんさんから「ミッチさんの心の桜はどこのですか」と問いかけがあり、はたと考えてみたのだが、物心のついたころから親しんできた庭にあった桜であろう。古いアルバムをみてみると心象風景になっているその木の写真が出てきた。
小学校入学の時。姉は高校入学だ。桜の木はまだ小さかった。
小学校6年の春。今は亡き親父だが、この10年後に他界したことになる。僅か6年の間に桜の木がずいぶん成長しているのにあらためて驚かされる。あの頃の6年はとてつもなく長い時間だった。