怒ってはいけない
六甲の山沿いは雪模様で凛とした寒さの中ではあるが、いいお天気だ。しかし、心は晴れない。ボーとしていると昨日の悔しさがこみ上げてくる。気持ちを切り替えようとすれどもなかなかうまくいかない。
昨日、あの後思ったのだが、正直無性に腹立たしかった。こんなときこそ高野先輩の言っておられたとおり「怒ったらあかん」と自分に言い聞かせていたのだが、つい裕子にもケンケンしてしまう自分があった。それを確定的に自覚させられたのが阪急芦屋駅前のコンビニでペットボトルのお茶を買ったときだ。レジは一人しか立っておらず前の客一人なのだが、これが一向に進まない。隣のレジは休止中とある。他の二人の店員はどうでもいいような陳列棚の整理をしていて、レジに無頓着。普段ならそんなに気にならないかもしれないのだが、ムラムラと怒りが込み上げてきた。英語の勉強会に遅刻気味で急いでいたこともあるが、むかつく自分を抑えられず、店員の女の子に、「こっちのレジでお願いしますよっ!」って怒鳴りはしないがちょっと強い口調で言ってしまう。感じの悪いオヤジだなぁと思われただろうな。
高野さんが言っておられたように、歳をとると怒りっぽくなるのかもしれない。でも、たかが一度検定に不合格だったからといって自分の怒りを抑制できないようでは情けない。もっとおおらかな心を持ちたいものである。