二度目の伊勢志摩遠征
コンディションがよければ伊勢志摩から伊豆諸島へのオーバーナイトセーリングの選択肢も全くなかったわけではないが、南海上には台風が三つも生まれており、梅雨前線は本州南海上に張り付いたままとあり、とても無理な状況。
雨は覚悟で志摩YHを基点に五ケ所湾、英虞湾でのセーリング、クルージング計画となる。金曜日の昼一番の近鉄特急で宇治山田下車。
どうやら土曜日は曇でお天気は持ちそうだが、賢島で一泊した後の日曜日が本降りの天気予報。オーナーのお知り合いが社長に着任されたばかりの賢島の旅館ホテルには辿り着きたいが、日曜の海が荒れると志摩YHまで戻せなくなる。
いくつかのオプション案を考え、皆で討議する。①日曜の雨を覚悟で賢島にヨットで行き、一泊して日曜に戻る。②帰りのことを考え、セーリングは諦め陸路賢島に行き、帰りは賢島から電車で帰る。③ヨットで賢島に行き、日曜日の海が大荒れの時は、ベテランクルーの「提督」が残り、海が落ち着いたら一人で志摩に回航する。
土曜の朝は雨の気配もないので、①になるか③になるかは出てから考えることにして、五ケ所湾セーリングを楽しむことにし、志摩YHを出発。
天気予報通り、曇天は正午まで。ポツリポツリと降り出したので未練残さず英虞湾に入る。さっきまでのうねりが嘘みたいに静かな海面を障害物を避けながら機走する。
宝生苑のお風呂に入ってくつろいだ後、クルー二名は日曜の予定があるとのことで早々に帰阪。東京から参加の若手クルーも急遽仕事関係で弔事が発生し、朝一番の近鉄特急で出ないといけないことになる。
結局、最大の楽しみは夕食ということになった。伊勢ならではというアワビの残酷焼きも出てきた。
そもそも、雨が多い場所ですしねぇ
ところで、サミットでは、VIPの方々は志摩観光ホテルのラ・メールのアワビのステーキをお召し上がりになると思うので、残酷焼きは目にすることはないのでは・・
お盆休みにご都合つけばご一緒しましょう。その時のテーマは、真っ暗な海から仰ぐ天の川です。