2016年5月3日(火) 曇り 荒れ模様
待ちに待った2016年春のヨット遠征。今回は比較的近場の二泊三日であるが、クルー・ゲスト含め出入りはあるが、定員いっぱいの大所帯となる。
初日の今日は、新西宮ハーバーから和歌山マリーナを目指す。何度も行っているルートなので、楽勝のはずなのだが、折から低気圧接近中で海は大荒れ。雨がまだ来ていないのが不幸中の幸いだ。
最初の海峡は、紀淡海峡。いつもは狭い海峡は遊漁船のメッカとなり、その間を抜けるのに苦労するが、さすがに今日は一艘も見当たらない。
紀淡海峡まではともかく行って、海南市の和歌山マリーナまでが難しければ加太港に緊急避難しようという案もあったが、外洋に出てもそれほど変わらなかったので、そのまま続行することにする。
友が島が後ろに離れていく頃になって、波の高さ、風の強さは増してきた。雨に打たれないのは幸いだが、代わりに波飛沫の洗礼。全員上下ともレインウェアで固めているので、海水まみれになっても平気ではあるが、風は冷たい。
エンジンをフルスロットルにしても景色はなかなか変わらず、潮まみれの冷え切った身体を早く黒潮温泉のお湯で温めたいという気持ち一心で耐え抜き、1時間以上遅れて和歌山マリーナに入港。GWというのにゲストバースに他の艇はほとんど見当たらない。
ようやくポンツーンに係留して、お風呂に急ぐ。温泉で温まると生き返った気分。お馴染みの銀平で食事をいただいてビジネスホテルに戻ると、皆疲れたのかバタンキューとなった。