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これがミッチの"My Slow Life"

oilsardin.exblog.jp

イマドキシニアの光と影

不朽の名作、「ドクトルジバゴ」をたっぷり鑑賞

2016年7月18日(月) 晴

 ようやく気象庁も西日本から東海地方の梅雨明け宣言を出したが、ワンテンポずれていると思う。科学的根拠を解明しているわけではないが、クマゼミが朝から一斉に鳴きだす時が梅雨明けのサインである。毎年そうなのに、どうして気象庁はそれに気づかないのか不思議である。

 今年はそれほどズレなかったので良しとするが、ズルズルと迷っていると七月末まではっきりしない年もあり、なし崩し的梅雨明けという年もあった。まあ、気象庁を責めるつもりはないが、おかげで今秋水・木に予定しているゴルフは、雨を避けられそうである。

 三連休の最終日、娘宅を訪問する予定もあったが、向こうの都合が悪くなり、それは一週間後に順延。自分の誕生日祝いなのだが、一カ月遅れになりそうである。

 家内はアリスインワンダーランドの最新作を3Dで見たいというが、それほど興味はない。3Dとなると必然的に吹き替え版になるが、それではせっかく洋画を見る意味が半減する。と言ってむやみに断るのも人間関係上好ましくないので、一緒に映画館に行くことにはする。

 ガーデンズシネコンでやっている他の映画はないかと物色すると、唯一見たいと思ったのは、「ドクトルジバゴ」。確か昔見た記憶があるし、「ラーラのテーマ」の旋律は耳にこびりついている。

 というわけで、一緒に映画館に行き別々の映画を観る。こういう選択肢もありだ。ただ、アリスは2時間少々、ジバゴは3時間半近くということで、帰りは別々。

 で、ジバゴのスクリーンに行くが、小さいホールだが満席。ほとんどが自分と同じくらいかやや上の世代で埋まっている。一割にも満たないが、若い人も混じっているのが何となく救いである。

 昔に見た記憶が何となくあったが、どうやらそれは幻想であったようだ。音楽のイメージが強くて観た気になっていたものと思う。約三時間半にわたり、寸時の退屈もなく見終わることができた。素晴らしい名作だと改めて思う。

 ロシア革命前後の空気感がすごいが、そういう動乱期に生きたジバゴとトーニャとラーラ。いろんなメッセージを感じた。中学や高校の頃に観ても、おそらく30%も理解できなかったものと思う。

 ストーリーのメインストリームを演じる連中もいいが、語り部のジバゴの義兄である革命家、俗物の象徴たる弁護士のコマロフスキー、の脇役が素晴らしいスパイスを全編に吹き込んでいる。

 一つのテーゼは、コマロフスキーの台詞。「人間には男も女も二種類ある。一つは高潔で純粋な人間、もう一つは高潔ではないが、現実的で欲望に忠実な人間。ラーラは後者だ。」正確なスクリプトではないが、印象的だった。

 バラライカをメインに据えた音楽の荘厳さ、「ひまわり」を彷彿させるロシアの風景映像。こんなに素晴らしい映画があったとは、感動である。終わり方も爽やかな余韻を残し、フランス映画でもなくハリウッド映画でもない秀作と思った。
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Photo from Yahoo Photo

by yellowtail5a01 | 2016-07-18 20:32 | 娯楽 | Comments(0)