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これがミッチの"My Slow Life"

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イマドキシニアの光と影

藤田嗣治について学ぶ

2016年9月7日(水) 晴

 12号が消滅したと思うともう13号が南海上から接近中とのこと。それでも日中は問題なく夏日が続く。予約していた歯医者の定期健診日なので、まずは歯医者。待たされることもなくスムーズにいく。

 二つ目の用事は、母の向こう半年のケアプラン面談。印鑑を持って施設に向かう。このところ七月頃から食が細っているということは、聞いていたが、ここにきて急に顕著になっているとのこと。昼食まで付き合って様子を見るが、食べている間も大きな声で起こさないと食べながら寝てしまっている。

 栄養吸収指標のアルブミン値が悪化しているデータも確認する。補助栄養剤も摂るようにしてもらっているようだが、それもなかなか喉を通らないようだ。本人は別に空腹感に苛まされるわけでもなく、どこかが痛むとかいうことはないようなので、それが救いである。

 夕方には梅田に出かけないといけないので、それまでに懸案の雑事を片づける。ガーデニング小物の買い出し、プラごみ出し、郵便局用事、OB/OG会の返信の入力、英語の予習などやっているとあっという間に夕方になり、家を飛び出す。

 JR大阪駅からグランフロントに向かうと夕日でビルがビルに反射して、ちょっと非日常的な光景に目を奪われる。
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 二度目のグランフロント大阪でのナレッジキャピタル超学校の講演。テーマは「エコールド・パリの寵児 藤田嗣治」。兵庫県立美術館で9月22日までの展示を踏まえ、館長の蓑豊氏の講演だ。スライドをベースに語ってくださる。
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 藤田嗣治画伯の生涯については、映画「Foujita」で知っていたつもりだが、シャンパンと藤田の関係は初めて知った。戦後のバッシングを避けてフランスに戻り、二度と祖国の土を踏まなかったのは映画で知っていたが、81歳で生涯を閉じる直前に描いた遺作が、ランスの教会チャペルの壁画だったらしい。

 それを依頼したのがMumm社というシャンパンメーカーの社長だったようで、そのゆかりのシャンパンがあるそうだ。藤田の描いたバラの絵をコルクの頭に使っているとのこと。
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 コルクの頭というものは、出荷時に柔らかい金属のカバーで覆われているので、この絵を見ることができるのは、さぁ、シャンパンをあけようとカバーを取って針金を緩めるまでの一瞬。ポンと栓が飛んでしまえば一巻の終わり。
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 講師のご厚意で、講演終了後にこのシャンパンを景気良く開けて希望者でいただく。当然、遠慮は無用。デザインの通りロゼのシャンパンで、かなりの辛口だが上品な仕上がり。さすが本場のシャンパン。日頃戴いているスパークリングワインとは、ちょっと違う。
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 夕方にグランフロントを通りかかったときに人だかりを発見。どうやらテレビの中継らしい。
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 近づいてみるとテレビ朝日の夕方番組のお天気コーナー。画面で見たことありそうなアナウンサー・アシスタントが出ている。
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 二人のキャスターにスタッフが5,6人か。家に電話して家内に録画を依頼する。名前は知らないがアシスタントの女性はルックスがいい。スタッフの皆さんの働きが大きいと思われるが、ちょっちょっと喋るだけで仕事になる人もいる。
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by yellowtail5a01 | 2016-09-07 23:59 | 外国語・教養 | Comments(0)

by Mitch