一週間ぶりの東京出張
仕事は明日の午前中だが、前泊必須なので同じことなら朝から東京に移動する。一つの目的は、会社での若手の頃、組合活動での同志だった現在埼玉在住のS氏が出演するという、演劇を観に行くことだ。
今は亡き蜷川幸雄氏演出の劇。ストーリーはロミオとジュリエットなのだが、出演者が1600人と凄い。ロミオ役だけでも50人は下らないだろうし、ジュリエット役はもっと多そうだ。そのほとんど平均70歳超の高齢者。
セリフはプロ以外はワンフレーズだけだが、そのワンフレーズに思い切り力がこもっている。我が友人のセリフは、「じゃ~じゃ~何に賭けて誓おう」という一言だが、渾身の気合を感じられた。撮影は禁止だが、ここだけはモニター画面を隠し撮りさせてもらう。ど真ん中で横向きで喋っているのが友人のS氏。
その意味であと残った県は茨城県だけか。用を足して飯を食ったことはあるが、主体的行為の経験はない。昼間のさいたまスーパーアリーナへのアプローチもなかなかである。
若いころは、遅くなると「もう帰らないと」と門限を気にしていたマドンナ達だが、今はとことん遅くまで付き合ってくれるのが嬉しい。
自分が一番早く部屋に着き、12時半には眠りに就く。昔懐かしい品川プリンスホテルは、今は増築され、イーストタワーとして昔の姿を留めている。