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これがミッチの"My Slow Life"

oilsardin.exblog.jp

イマドキシニアの光と影

ジェンダー差別を意識した言葉遣いを学ぶ

2006年3月8日(水)晴

 昨日は殆ど一日中運転していたのでさすがに疲労感があったが、一晩ぐっすり眠ると元気を回復した。裕子はお疲れのようで、起きれないようである。10時から芦屋の女性センター主催の講座があるのでJRで行くことにする。「ろくべえ」で行けば一番効率的なのだが、月水金は不法駐輪重点取り締まりの日らしく、自重する。芦屋駅を降りると実際自転車を片付けている集団がいた。

 今日の講座は「あなたの日本語は女性差別?」。講師は大阪外大の小矢野教授という方。しゃべり口もおもしろいし、内容的にもかなり濃い。日本語の専門家なのだ。男女間の言葉の軋轢、女性の世代間の言葉の違い、働く女性と専業主婦の軋轢など一言でジェンダーフリーといっても難しいこともよくわかった。少し長くなるが学んだこと、感じたことを紹介したい。

 何よりも感心したのは、辞書についてである。広辞苑、大辞林の比較では、前者が歴史的な言葉の由来、用法を優先しているのに対し、後者は今よく使われる意味を先に持ってきているとのこと。そういわれるとそうだ。セイコーの電子辞書が広辞苑なのでよく利用するが、「なんでこんな古い意味ばっかり並べとるんや」と思うことがしばしばある。用例に江戸時代のものを出してもらっても俺には役に立たない。もう一つの比較は、岩波国語辞典と新明解国語辞典。前者は版を重ねるごとに差別的用語(例えば、「女だてらに」や「オールドミス」)を削除してきているが、後者にはまだ残っているとのこと。ちなみに広辞苑で見てみるといずれの言葉もしっかり残っている。

 ちなみに最近では看護婦とは言わず、男女とも看護士に統一されていると思っていたが、広辞苑の最新バージョン第5版でも看護士とは、「看護婦に相当する男性」とある。これで広辞苑に対する信頼は地に落ちた。これを口実として近々電子辞書を買い換えようと思う。英語辞書はどのメーカーも高級機はオクスフォードとリーダーズ、リーダーズプラスをメインに付随的な類語辞典やアメリカ英語辞典を加えており、似たり寄ったりである。ところが、日本語となるとメーカーによって違うことがわかった。最大手のカシオは小学館の大辞泉、セイコーは岩波書店の広辞苑、キャノンは三省堂の大辞林。本屋で大辞泉と大辞林を比較して、いずれかに決めよう。

 教授曰く、「現代は、敬語表現から敬意表現の時代になっている。」すなわち、敬語は上下関係が反映されるのに対し、敬意表現は親疎関係が反映されるとのこと。確かにそうだ。メールやブログ、チャットにおいても自然と微妙に言葉遣いを変えているのは、自分と相手との距離感に依っている。当たり前のことかもしれないが、説得力がある。つまり、タメ語でしゃべれる相手が多い方が人生は豊かになる、というのが今日の自分なりの結論である。

 他にもおもしろい話をたくさん聞くことが出来た。例えば、日本語における「やっぱり、やはり」の効用。この言葉によって論理は消え去り、人は予言者になれる。また、言葉のジェンダー差別の関東、関西比較。「雨だわ」、「雨だぜ」という関東は男女で明確に分かれる。一方関西では「雨やで」となると男女共用ということになる。

 今日は一方的な話であったが、内容的にはずいぶん面白かった。受講生参画型だけがいいというものでもない。中身があって表現力が豊かで、メッセージが明解であれば、十分だ。

 午前中に頭の集中力を使い果たしたようだったので、午後は力仕事中心となる。懸案の冬タイヤを夏タイヤに交換。タイヤサイズが小さくなったので実に楽に交換できる。これなら苦にならない。手を洗って、「ろくべえ」と夕方の散歩。ワインディングの練習コースはないかと思い、六甲方面にする。鷲林寺から北に上がり、盤滝トンネル手前の信号を左折し六甲ドライブウェイを上がる。かなりきついカーブもありどのくらいのスピードが適切なのかわからない。ギアも上りでは4thではしんどい。3rdを主体にきついカーブの登りでは2nd。しかし登りはまだわかりやすい。問題は下り。前後輪ブレーキとエンジンブレーキの比率をどうするかで、選択するギアが変わってくる。これが課題だ。

 さすがに頂上まで行くと寒そうでもあったので、芦有ドライブウェイのインターで折り返す。クルマもバイクも殆どいなかったのでマイーペースで練習できたが、これが混んでいるとまた全然違った緊張感になるのだろうな。鷲林寺の信号から下は2回目の走行であるが、前回に比べると少しは走りに余裕が出てきたと思う。しかし、こんなことではロングツーリングはまだまだおぼつかない。1000kmの経験はなお遠い。今日でようやく通算で150km走ったことになった。
by yellowtail5a01 | 2006-03-08 23:59 | 外国語・教養 | Comments(0)