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これがミッチの"My Slow Life"

oilsardin.exblog.jp

イマドキシニアの光と影

オスカーを偲んで

2008年1月27日(日) 晴のち曇のち晴 14682歩

 昨年、12月23日、ちょうど神戸ジャズ愛好会のクリスマス会に参加した日にオスカー・ピーターソンが83才の生涯の幕を閉じた。若い頃は、それほどジャズに傾倒していたわけではないが、オスカー・ピーターソンとポール・デスモンドだけは20才前後から入れ込んでいた。

e0083517_0343957.jpg オスカーとの出会いのきっかけは定かではないが、大学の三回生の頃、知り合いの先輩の知り合いが、スケッチ画家でその人にくっついてスケッチに凝ったことがある。その頃に、オスカーのLPアルバムを買って、その音色に聞き惚れたのは鮮明に覚えている。

 そのアルバムには何曲かあったと思うのだが、ずっと耳に残っているのは、"On Green Dolphin Street", "In a Mellotone", そして "Nica's Dream"である。過去の思い出、好きになった人との出会い、映像として残っているシーン。それらとリンクしている音楽がいくつかあるものだが、オスカーのトリオ曲はまさにスケッチと結びついている。

 今日は、神戸ジャズ愛好会で、オスカーを偲んでの鑑賞会である。1950年代、60年代、70年代、80年代のオスカーを映像で楽しもうという企画。50年代は黒々とした長い髪、60年代は少し短髪になる。70年代、自分が出会った頃がもっとも乗っていた時代なのであろう。黒人らしいパンチパーマになっている。

 そして80年代になるとそのパンチパーマに白いものが混じってくるのが見える。オスカーがビル・エバンスのナンバーと思っていた"Waltz for Debby"を弾いている映像があったが、初めと終わりだけビル・エバンス的リリックな感じなのだが、初めと終わりの間はまさにオスカーワールド。聞き応えのあるものだった。

 他にも"Good Life"という素晴らしい曲も披露された。それでも、自分としてはなんといっても"Nica's Dream"がベストである。これを聞くと22才の自分に即ワープできる気がするのである。

e0083517_0571884.jpgジャズ愛好会のあとは余韻を胸に抱いて三宮まで歩く。空はいつの間にか重い雲が過ぎ去り、高積雲まじりの夕焼けが青い空に映える。

 
by yellowtail5a01 | 2008-01-27 23:59 | 音楽 | Comments(5)
Commented by SHIN at 2008-01-28 07:18 x
オスカーワールドに浸っていましたか。
わたしはオスカーワイルドの本に浸ってみたいと思います。
Commented by ue at 2008-01-28 09:35 x
昨年の暮れに、カナダの偉大なジャズ・ミュージッシャンが亡くなったと、私はラジオで聞きました。でも、ライブに行ってても、その話題は聞かなかったですね、時代が変わったのかな?よく判りませんでしたが。でも、ジョン・レノンの命日も昨年の暮れだったようにおもいますが、彼の話題は耳にしました。
Commented by みっち at 2008-01-28 12:55 x
ジャズアーティストなら若い人でも、オスカー・ピーターソンを
知らない人はいないと思いますが、やはり若い人にとっては
とうに過去の人なのでしょうね。その点、平均年令65歳は下ら
ないジャズ愛好会では、まだ新しい人のようです。鑑賞する
のは、ほとんど故人がおおいですから。それはそれで、また
懐かしくて味のあるものです。クラシックでも作曲家は当然
指揮者もほとんど故人ですし。

まあ、若い人の音楽をライブで聴け、CDやビデオで過去の巨匠
の音楽をいい音で楽しめる私たちは、本当に幸せです。
Commented by Dr.K at 2008-01-28 14:04 x
ミッチ!
同感です
今は「本当に幸せな時代」と実感します
演奏家ではマッコイ・タイナーとビル・エバンズがお気に入りです
曲では「クレオパトラの夢」です
Commented by yellowtail5a01 at 2008-01-29 00:53
Dr.K,いいですねぇ、クレオパトラの夢。バッド・パウエルの
同曲が大好きです。ビル・エバンスももちろんいいのですが、
やや繊細な感じがして、すんなり心にしみるときと物足りない
時があるような気がします。でも、やはり巨匠と言われる人は
みんな凄い!