クルーとしての初貢献か
午後にCaratⅢ号で、オーナーの大切なお知り合いをゲストでヨットに迎えるというので、今日は純粋なクルーとしての仕事が入っている。ベテランのH君が一緒なので心強い。午前中は時間があったので、積み残し課題となっていた苗類の植え込みを完了する。
一つは二階出窓のハーブプランターの増設。バジルは例年植えているが、今年は2プランターにして、バジルの他、パセリ、イタリアンパセリ、葉山椒、ルッコラ、チャイブと実用本位で揃える。
ミリオンベルもまだ小さいが大型プランターに4株づつ植え込む。これが分枝してこんもりとプランター全体を覆うのはいつのことになるやら。7月初旬にはそれを期待したい。
さて、午後はクルーの初仕事。ヨットスクールでの学習もあるので、大分慣れてきたが、やはり初めてする作業には緊張感が伴う。初めてジブのセット(船首側の帆)とメインハリヤード(メインの帆を上げるロープ)のセットを任される。
ジブの方は何とかなったが、メインハリヤードでとんでもない失敗をやらかす。ステー(マストを支えるワイヤー)の外側を通してしまったようである。おかげでいざ「セールを揚げてー!」という艇長の号令とともにハリヤードを引くのであるが、引っかかってしまってやり直し。まあ、事なきを得たが、大チョンボの巻である。同じ過ちは二度としないと思うが。
今日は絶好のセーリング日和と見えて、ディンギー(小型のセールボート)が沢山出ている。大学のクラブなのだろうが、二人乗りで女の子が舵を握り、男の子が前でバランスを取っている組合せが多い。何ともほほえましくまた羨ましい光景である。自分も38年ほど時計を逆回しできたら、間違いなくヨットクラブに入っていたであろう。
それ以降は、タックやジャイブ(いずれも方向転換)も無事に役割を果たせゲストの皆様からねぎらいの言葉もいただき、やれやれの一日であった。