周山街道に再チャレンジ
朝一番で歯医者の予約を入れていた。先日紛失した入れ歯を再度作ってもらったのだがその経過観察とスケーリング。若先生が30分くらいかけて丁寧にやってくれたが、これで120円とはありがたいものである。
お天気は上々。出掛けたいところであるが、頼まれ仕事が一件未完成。明確な納期は決めていなかったが今日でちょうど一週間。下準備のweb検索は終わっているが、そこからドラフトを作るには最低二時間はかかりそうである。午前中の光のいい間に出て帰ってきてから机に向かうか、仕事を片付けてから出掛けるか。
煩わしいことを後に回すと多分先送りになりそうという経験則から、気持ちよく遊ぶためには仕事を先に片付けてしまうべきであることはわかっている。丁寧さは欠くが、集中力を発揮して何とか昼までに完成。メールで送ったらあとは晴れて自由の身となる。
家を出たのは12時きっかりになってしまった。目指すは、先日の日曜日に断念した神護寺の名残の紅葉。この前断念したポイント、すなわちR162(周山街道)とR477が交差する京北ウッディランドまでとにかく行って、そこからR162を南下。
まずは、道の駅のようなお店で軽く昼食。山菜うどんを頼むと山菜てんこ盛りの一杯が出てくるが、なかなかいい出汁が出ている。
周山街道もこの辺りがいわゆる北山杉で有名なところか。立派な杉林が続く。丁寧に植林してあるのが遠目にもよくわかる。
街道沿いに製材所があり、洗った杉の床柱が干されていた。京都の友人の話ではこの産業が斜陽化しているとのこと。日本の伝統産業でありもったいない気がする。他に活用の方法はないものであろうか。
峠を越えて川沿いに下ってくると、杉林から雑木林の風景に変わり、やがて紅葉の数が増えてきたかな、と思うと栂尾、槙尾にかかる。街道沿いの景色だけでも充分見応えがある。
そして、ひときわクルマやバスそして人が溢れかえっているところにかかる。ここが神護寺に向かう高雄のパーキングエリア。駐車場に駐めるほどでもないかと道路脇に駐めて、ちょっと散策することにする。
紅葉はもう終盤にかかっているが、木によれば緑が残っていたり黄色に赤が混じっていたりで鑑賞に堪えるものもあるが、全般的にはもうかさついている感じだ。
気軽に考えていたが、山門に行くにはいったん川まで下ってそこからまた急な階段を昇ることになる。ずいぶん前に会社のリクレーションか何かで来たことがあったが、すっかり忘れてしまっていた。
途中、写真を撮りながら山門に辿り着くと本堂は4時でおしまいとのこと。時間不足なので、ここで折り返す。
高雄をあとにして周山街道は、緩やかな下りで五条天神を目指す。京都市街が近づいてくると大渋滞。ダンプカーやバスが多く、すり抜けもままならない。
やがて、双ヶ岡の双園を発見。ueさんお奨めのライブハウス。夕方なので単なる喫茶店の様相だが、なるほど立派なステージがある。窓越しに見る夕暮れの周山街道南端も、二回に亘って走ってきたツーリングの終わりを癒してくれるようだ。
その他の写真も含めて、ヤフーのマイアルバムに入れていますので、お時間のある方はご覧下さい。
ところで、ヤフー「高尾136R:SOEN」のお写真大変気に入ってます。
美山や小浜に行ったときに何度か通っているのですが、京北から
南は初めてでした。杉木立が美しかったです。
双園はバイクなら便利そうですが、電車で行くとなると気が遠くなり
そうです。お店のネオンも小粋で撮り甲斐がありました。