安い高速を利用しての高知遠征
前の会社のOB会の九月度のツーリングクラブ例会は長距離遠征となっている。昨年は
九州、一昨年は大山ということで日程確保が困難だったが、今年は休日ETC割引を利用を
前提に土日で計画が組まれた。英語とゴルフが犠牲になるが、今回は参加することにする。
総勢10名の参加は久々の大人数。ほぼ全員参加である。高知市まで高速走行なので、
休憩地のサービスエリアのみ指定しての自由走行。これは気を遣わなくていいので気楽で
ある。とはいうもののもし少しでも寄り道をしようものならその分きっちり遅れることになるので
写真など撮っておれないのが辛いところ。
土曜日の朝に山陽道の淡河SAに集合し、岡山から瀬戸大橋を渡る。自分で走るのは初めて
で撮りたい景色もふんだんにあったが、瞼の裏に焼き付けるに留まる。これがマスツーリング
の宿命である。
高知について、高知城見学。生憎の補修中で天守閣にはまたしても登れなかった。春の
連休に来たときは混雑で敬遠したが、今日は空いているのに入れないとは皮肉なものだ。
それよりもお楽しみは桂浜。少し距離があるので今まで来たことがない。なるほど龍馬が海を
眺めてはるか世界に思いを馳せた感じは伝わってくる。
桂浜の東寄りの丘にある巨大な龍馬像。土佐の人の龍馬愛着がわかる。
宿泊は、国民宿舎で庶民的だが、同じ敷地の隣は遠目にも美しく輝いていた白亜のリゾート
ホテル。こちらはお値段が3倍近く高いらしい。
翌日、日曜日に目を覚ますと太平洋に朝日が浮いている。もう少し早く起きれば御来光を拝めたはずだが、すでに少し昇っていた。
朝日の感じからしても天気予報でもお天気が下り坂とのことなので、予定を繰り上げて8時に
出発。大歩危、小歩危という聞いたことのある景勝地を目指す。狭い山道が多く、落石や木の枝
が散らばっていたりで神経を使う。
かずら橋という観光地に立ち寄り、眺めるがつり橋としては長さも高さも大したことはない。
弘法大師の時代に葛の蔓だけで作ったのは迫力があったであろうが、今のは中に鋼鉄ワイヤーが仕込まれている。安全面からは当然の配慮だと思うが、少し騙されたような気がする。これを渡るだけで500円取るというのはいかがなものか。
山道を下っている最中で、通り雨がパラパラっときた。雨雲を交わして早く帰ろうということ
になり、逃げるように池田町から高速に乗り、またまた自由走行で解散地点の淡路北SAに向かう。
今回幹事のBMWに食らいついて疾走すると自分のマシンのメータで瞬間最高速度となる。5%
の誤差を考慮してもほぼ限界だと思われた。
おかげで雨に降られることもなく、4時過ぎに無事帰宅することができた。
高速道路の路面は信用出来ないんで
転んだら、巡礼の旅になりますゾ
死に急ぐ事はありませんヨーーー
考えると四国巡礼の旅となっていました。なるべく自重します。
と思います。ただ言えることは、最初に100km出したときはそれだけで身体が
がちがちになり、路面の状況や周囲の状況まで目配りできなかったですが、
より高速にチャレンジしたことにより、ゆとりが出てきたのは事実です。120km
くらいまでなら落ち着いて安全を確認しながらの運転ができるようになったと
思います。もっとも、その過信が惨事を招くともよく聞きますので、注意は怠らない
つもりです。
そんな危険なマネ、絶対やめてくださいね。
いま生きているのは単に運がいいだけです!!
次回は生きてられるかどうかわかりません!!
もし突風、めまい、くしゃみ、砂や石、枯葉、新聞紙、オイル、動物などがあったら死国巡礼の旅となっていましたよ!!
最悪の事態が重なっても大丈夫なのがいいリスク管理ですよね。
繰り返しますが、今回無事だったのは単に運がいいだけです!!
みっちさんの船に乗せてもらえるまでは、達者でいてくださいね(苦笑)