マリナパークはお祭り気分
今日はセーリング日なのだが、メンバーの都合が悪くオーナーとクルー一人のショート
ハンドとなる。しかも、お天気はいいのだが、風がことのほか強い。陸上でもかなり吹いて
いるので、海上は10ノットを下らない。一人だとクルーワークにも緊張が走る。クルー二人
だと少し余裕が出て、三人だと少し手持ちぶさたになることがある。まあ、このような日は
滅多にないのでいい経験である。
案の定、海上は波立っていて西南西の風が強い。アビーム(横風)では久々に7ノットの
速度を記録する。ティラー(舵)を握らせてもらい久しぶりにヨットを操っているなぁ、という
気分を満喫する。それでもギャレーワーク(キッチン仕事)もあり、キャビンにいると気分が
悪くなってくる。
午後二時には片付けるとの前提でセーリングは二時間強で切り上げ、ハーバーに戻って
からのんびりと昼食となる。沖ではヨットレースをやっていたようで、沢山のヨットが戻ってくる。
ひときわ華やかなヨットが来たのでよく見ると、なんと夏頃までお隣さんだったオーナーさんが新艇に女の子を沢山乗せて、近寄ってきた。娘さんのお友達を招待したのであろう。カメラを向けると黄色いライフジャケットに黄色い歓声が沸き上がる。
これから用事があるというオーナーを見送り、多少の後片付けを終えて、広場の方に行くと
今日はマリナパークフェスティバル。ゲストバース(桟橋)ではフロートショーでヨットの展示会、
陸上では特設ステージを設けて、屋台やフリマが賑やかに開催中だ。
ステージではジャズの演奏があるというので、しばし聴いて帰ることにする。まずは、マリナ
パーク地元の西宮浜中学のジャズバンド。去年の秋に神戸で日野皓正がやっていた学生の
ジャズバンドコンテストに出ていたバンドである。
沢山の中学生が出ているバンドだが、普通の中学生に見える子が大半なのだが、何人か目に留まる女の子がいる。その一人はローランドのキーボードを弾いていた子。
その二はドラマーの梓ちゃん。名前のイメージとは異なり、かなり突っ張り系のようであるが、文句なしにかっこいい。ドラムソロの時の仲間内からの歓声からしても、この子の存在感が伝わってくる。
その三はトロンボーンの彼女。お嬢さんっぽい感じだが、なぜかガキっぽくない。昔好きだった誰かに似ているのかも知れない。
とにかくこの混雑具合は、これまでここで目にした最高レベルであった。
続いてのステージは、Furunoのジャズバンド。Furunoは西宮市が誇る世界レベルのメーカーである。
ボーカルのお姉さんは、社員なのだろうが、少し鍛えればライブに出ても通用しそうな感じであった。
このバンドで一番気になった人は、ドラムのお兄さん。奥まったところなので撮れるアングルがほとんどなかったのだが、リチャード・ギア張りのイケメンであった。
全体としてはやや荒削りなところもあるフルノバンドであったが、中学生に比べるとさすがにしっとりとした音色を聴かせてくれた。
ジャズバンドが終わるといよいよ日も傾いて、子供達の影も長くなってくる。この時間帯の
絵は大好きである。
公園ではおしゃまな未来のパーフォーマーがちびっ子を率いて練習をしている。
バス停前のピラカンサ。マクロが撮れるとバス待ち時間も退屈しない。
山手幹線まで戻ってくると夕陽が雲のヘリを照らしている。これも好きな絵の一つだ。