ニューオーリンズ支援イベント
この前にグレートブルーに裕子と行ったときに、マスターの安藤さんから
「よかったら来たら」とパンフレットをもらったチャリティジャズの日だ。1000円
だし、なかなかのアーティストも出るので、ぜひ行こうと思っていたが、裕子は
どうするのかなと様子を伺いながら、木曜に録画した二つの新しいテレビドラマ
を朝から観る。
最初は「熟年離婚」で渡哲也と松坂慶子の平家コンビがいきなり初回から
辛らつな応酬である。正規定年と早期定年の違いはあるが、他人事とは
思えず、入り込んでしまう。裕子も同様のようである。交わす言葉も少ないが
「俺は子供の参観日や運動会や文化祭はほとんど行ったよな」とドラマとの違い
を強調したりするが、本質はどうもそこではない。夫が自分の価値観を押し付け
続けてきたことが、妻として耐えられなかったのだ。この点については、俺自身も
全く自信がない。子供からもそのような非難を受けたこともあるし。裕子は特に
コメントしていなかったが、心中どのような思いで観ていたのであろう。これから
の展開が気になるところである。もう一つのブラザービートは、軽い気持ちで
観られたが、継続してみる気になるかどうか、次回くらいで判断しよう。
結局、「熟年離婚」の重い空気もあったせいか、裕子もチャリティジャズに
行きたいということになった。神戸国際ホールは、何年か前に綾土智絵を聴きに
行って以来だ。神戸の主だったライブハウスの経営者がジャズCity委員会という
のを構成していて、その宣伝もかねてということなのだろう。その姿勢には好感が
持てる。リーダーはレストラン曽根の小曽根実さんのようだ。
客筋はかなり高年齢であるが、途中からは比較的若い人もちらほら来ていた。
ジャズの裾野が広がりつつあるのだろう。神戸のプロとアマチュアバンドとが
交互に演奏した感じであるが、なかなかよかった。甲南高校ブラスアンサンブルは
先週末に神戸女子大の体育館で聞いたのと同じメンバー、同様の選曲であったが
さすが国際ホールの音響効果のせいか、より洗練されていた。
なんといっても秀逸は、安藤トリオと北浪良佳(YOSHIKA)だったな。それと
初めて聞いたのだけどエリーズという北野坂のライブハウスのオーナーシンガー
と思しき、エリーさんも迫力があった。金髪に染め、派手な感じだったが遠目では
年齢不詳。でも、低いハスキーな声には年輪を感じさせるものがある。
PHOTO:チャリティコンサートパンフとプログラム