念願の高尾山登山(ハイキング) パートⅡ
今回の高尾山登山は、時間のゆとりもあり二部構成となった。1号路を登り、稲荷山コースを下ってきたところまで、昨日書いたが、午後はパートⅡとして別ルートで登る。
ケーブル駅前に降りてきたのがちょうど12時だったので、流行っていそうなソバ屋を見つけ、名物のとろろソバとビールをいただく。
ケーブル駅前は朝とは違った光で紅葉が輝いている。
アトラクションもあるようで、大正琴の合奏をやっていた。
朝は並んでいる人もいなかったケーブル駅だが、昼には長蛇の列。40分待ちとのこと。平日でこれだから週末の三連休はどうなることやら。午後は、登りケーブル、下りリフトを使うことを決める。
麓駅(清滝駅)の標高が201メートルとある。頂上駅が確か460メートルくらいだから、ケーブルを使えば登山とはならない。
それでもケーブルならではのフォトジェニックシーンもあるだろうと思い、最後尾に乗る。当然満員でいい場所を確保できないが、僅かな画角を望遠で引き寄せると窓越しでもなんとか撮れる。ここのモチーフは、線路、トンネル、ケーブルカー車両であろう。
中間地点のすれ違い。横にいた若いカップルが、「よくこんなにうまくピンポイントな場所ですれ違うことができるね。」と感心していた。「ケーブルカーなんだからこれしかあり得ないよ」と言おうかと思ったが飲み込む。
朝に通った1号路の繁華街を抜け、薬王院の階段横から左の3号路を今度は登ることにする。こちらはずいぶん静寂感のあるハイキングコース。
すれ違いには道を譲り合わないといけないところが多く、自然と挨拶が出てくる。列なす人とすれ違うと挨拶もしておれないが、たまにしかすれ違わないと自然に「こんにちわ」が出てくる。こうでなくちゃあいけない。
快適なハイキング道が続き、やがて5号路という頂上直下の周回路に合流する。頂上は人ばかりなので、5号路をそのまま時計回りに歩いてもみじ台を再訪する。午後の富士山の眺めに期待したが、少し空気の透明度が落ちて見えにくくなっている。
そのまま5号路を時計回り行くと4号路との分岐にかかる。4号路は途中につり橋がある人気コースらしい。さすがにこの時間帯になると下りの人数が圧倒的である。いつの間にかシニアと若者の比率が逆転し、圧倒的に若者、それも山ガールグループが多い。
この4号路も木々に包まれ、ハイキングコースとしては素晴らしい。いろんな木の紅葉を楽しめるという点では一番だと思う。
もう散ってしまっているがこの巨木はなんだろう。ブナのような気がする。
やがて有名なつり橋。小ぶりではあるが、アクセントとしてはいいムードを醸し出している。
ケーブル山上駅近くの繁華街でひときわ行列のできているのが、この串団子屋さん。それにもまして、下りリフトも人待ちが多く40分待ち。舗装された1号路を歩いて下った方が遥かに早いが、せっかく決めたことだからリフトを待つ。
リフトには、ケーブルカーと違って直接オープンエアに触れられる魅力がある。これは登りより絶対下りに価値がある。10数分のことだが、パノラマを観ながら下るのは迫力がある。感動を共有できるバディが隣にいてくれればなおよしというところだった。
結局、6号路と中腹周回コースの2号路以外の各ルートは一通り制覇し、ちょっと高尾山通になった気分である。しかし、疲れも相当あり、新宿までの京王線ではグッタリと座席に沈み込む。JRに乗り替えて東京駅に着いたのが6時過ぎ。着替えるまもなく、そのまま小学校同窓会の関東組有志との早い目の忘年会となる。
自分の上京に合わせて集まってくれる仲間に感謝である。心地よい疲れに美味しい料理、お酒、そしてたまたま同窓生の息子さんの個展が昨日まで三越で開催されていたこともあり、それを観た三人もいて美術ネタで盛り上がる。
二次会という声もあったが、さすがに二往復登山の疲れが出てきたのか、しんどそうだったみたいである。九時過ぎに解散となる。ネットで見つけた銀座湯という銭湯で汗を流して、夜行バスに向かうといい時間となる。隣のオヤジのいびきが多少気になったが、気がつくと七時前に大阪駅に着いた。
山道を彷徨いながらの一句: 紅葉よし 分け入りたしや 高尾山
素晴らしい馬力ですネ!
脱帽です。
富士山きれいですネ!
私も来春には富士山観光を計画しています。
一日で二度おいしい秋でしたね!
気力・体力ともに40代の「関西マリンジィ」健在。拍手。
丁寧に登山の様子が書かれているので、後を辿っていった気分です。
読み終わり下山して、、、、あ~しんどかったぁ~ ゼイゼイゼイ。。。
魅力がありそうです。穴場もいいですが、メジャーなところも
いいものだと今回思いました。
それにしても山道を他の同年代に後れを取らずにすたすた
歩ける足腰、心肺機能に恵まれていることを嬉しく思います。
今後もなるべく維持できるように努めたいと思いますので
また良き助言をお願いします。
来春の富士山観光の写真を楽しみにしています。
報告したのは、これから高尾山に初めて登ろうという人の
参考になればというのと何年かして自分がまた登ることに
なった時の参考になるようにいつもより(いつもながら)
しつこく書き留めました。しっかりお読みいただきありがとう
ございました。