新規クライアントの初回は緊張する
珍しく午前の講義が入る。兵庫県の奥まったところの工場に出向くことになるのだが、最寄り駅は神戸電鉄の三木。ちょうど一年前まで娘が半年ほど暮らしていた懐かしの地である。もっとも電車で行くのは初めてで、堪能するほど乗ることになる。
工業団地にある機械系のメーカーの事業所で、全くの新規顧客らしい。窓口の総務の責任者の方はざっくばらんで、「今回初めてのお願いになりますが、評判が良ければまた定期的にお願いしたいと思っています。」とのこと。結構なプレッシャーである。
久しぶりに30人近い大人数受講者で、気合いを入れる。果たしてどんな評価がなされたのか、気になるところである。まあ、背伸びしても仕方ないし、あるがままでベストを尽くし、それでダメなら仕方がないと諦めよう。
帰りもタクシーとノロノロ電車を乗り継いで帰ると3時を回ってしまう。せっかくの陽気なので、背広姿のまま少し夙川公園を散歩して帰る。なにせ全国版の桜名所百選に選ばれているので、遠いところも気になるが、まずは足元を固めておきたい。しかし、まだ一分咲きか二分咲きくらいか。三分咲きには至っていない。
散歩している人は、まだ地元の住民がメインのようである。
去年からテキ屋屋台が全面禁止となり、清潔感は出たものの、やや淋しい感をぬぐえないこの界隈であるが、今年はさらに場所取り禁止のエリアが拡大している。子供遊技スペース確保はいいのかも知れないが、柵をしていかめしい注意書きはいかがなものか。もうちょっと可愛く表現して欲しいと思うのは自分だけだろうか。
唯一見かけた若者宴会グループ。この週末はごった返すのだろうと思う。
ゴルフ仲間で昨秋急逝した先輩を偲んで二週間ほど前に追悼ゴルフをした。その時の記念写真を届けに、三人でお宅にお邪魔し線香をあげさせてもらう。故人がだんだん遠くなっていくような気もするが、ご家族とは近しくなっていくような不思議なものである。