DAY11 退院が決まりちょっと落ち着く
今日は家内が大阪でチャイナペインティング教室の日というので、駅まで送って行き、その後病院に向かう。昼食に付き合うが、昨日のようには食が進まないようだ。
主治医から「退院について相談したい」と言われていたが、今日は昼間に検査がたて込んでいて、自由になる時間が読めないとのことだったので、一時間強で退出。それにしてもパイプ・チューブだらけだった母のベッドだが、今日は点滴も尿のパイプも何もなし。外見的には、入院した時の状態に復帰した。
夕方に先生から電話連絡があり、「金曜日以降いつ退院してもいい。」との見解をいただく。施設の事務員、看護師と連絡を取り、受け入れ態勢を確認すると、いつでもOKとのこと。とんとん拍子で退院の段取りが決まり、金曜日の午後に退院することになった。
11日前の未明に呼び出された時には、いよいよ来る時が来たかと、腹をくくったのだが、奇跡の恢復といってもいいのではと思う。まさかもう一度施設に戻ることができるとは思わなかった。
急性期医療病院としては、治療も終わった患者をこれ以上留めることはできないらしい。症状さえ再発しなければ、病院より施設の方がいいに決まっている。善は急げで、金曜日の午後に退院の段取りを決めることができたのは正解だと思う。
完治したわけでもないので、油断はできないが、先日来の決断の悩みからはいったん解放された気分である。兄、姉も、もろ手を挙げて自分の判断に賛同してくれたのでやれやれである。
今夜はクリスマスイブ。今夜はおとなしく家で、もう一本残っている今年のボジョレーを開けて、ローストビーフとスモークターキーもも肉で静かに楽しみたい。
夕方に近所のCOOPに出かけると町は、メリークリスマスモード。ちょっと落ち着いてカメラを取り出すゆとりができたようである。