三月の実働は東京で始まるが
本来であればいつもの出勤日なのだが、変則で講師仕事がどうしても月曜の午前中という要請があったので、会社の出勤は水曜に振り替えて早朝から東京に出向く。前泊という選択肢もあったが、10時に大崎ということで、まあ少し早起きをすれば日帰り可能な設定。
まだ明けやらぬ6時頃に家を出て、予定通り9時半には大崎駅に到着。午後の予定もあるので、今日は完全なとんぼ返り。東京滞在は実質3時間弱。おそらく過去の最短記録を更新しているであろう。
早くに予約しておいたので、往きも帰りもE席をゲット。いいお天気だったので、往きの富士川ではバッチリ富士山を捉えられた。
が、世の中捨てたものではない。新横浜から乗ってきて隣のD席に座ったのは、自分より少し若そうな妙齢の上品なご婦人。途中まではあまり言葉を交わすこともなかったが、降りるちょっと前になっておしゃべりを始めると、話が弾み饒舌になっている自分を発見。それにレスポンスしてくれる彼女に感謝の念が湧く。降車寸前にはずいぶん仲良しになった気分で、ホームでお別れの挨拶をする。
ずうっと以前は新幹線も旅の情緒があって、隣の人とおしゃべりするようなこともあったが、最近では普段の電車と同じように、他人モードで話すこともなかったのだが、今日は少し心温まる会話ができてよかったと思う。