2015年12月4日(金) 晴
何年か前から続いているフォト愛好家四人でのフォトウォーク。最近はなかなか四人揃うのが難しいが、今年初めて全員集合することができた。紅葉にはもう遅すぎと思っていたが、中途半端な冷え込みのおかげで、まだ落葉せずに残っているもみじ葉が意外と多かった。
まずは、洛内での伝統ある造酒屋のキンシ正宗さんを訪れる。なかなかマイナーなスポットらしいが、堺町筋二条上ルのお店には、一人旅の女性や修学旅行の女学生が少なからずきている。
300円の入場料で、町屋の中をくまなく見学できて、おまけに利き酒セットが付いてくるのはラッキー。日本酒二種類と地ビールを二種類。大した量ではないが、ほろ酔い気分になれる。
昼食は少し歩いて高倉通押小路辺りの串くらさん。炭火焼の焼き鳥が美味しくてリーズナブルなお値段。 錦市場を通り抜けて、南禅寺に向かう。目的は疎水のレンガ造り水路。南禅寺界隈はまだ十分紅葉を楽しめる。 疎水路辺りも黄葉、紅葉を十分楽しめる。 水路の下は面白いモチーフでモデル撮影会に最適な感じ。 面白い構図をいろいろ試せそうである。 せっかく南禅寺に来たので、塔中の一つ、天授庵に拝観料を払って入る。庭の方に回るとガラス戸に映ったモミジが妖艶に見える。 池の水面に浮かぶモミジ葉も懐かしい感じがする。 夕食時間まで少し間があるので、知恩院、八坂方面に移動する。知恩院はライトアップに備えて入場禁止時間帯だったので諦め、丸山公園の池に来ると絶景の紅葉。 全員での記念写真を撮るため中国人の女の子にシャッターボタンを押してもらう。最近の小姐は、黙っていればパッと見では日本人と区別のつかない子も増えている。そうこうしているうちに黄昏時を迎え、カラスもねぐらに帰っていく。 今日のフィナーレは寺町通錦小路上ルの肉料理のお店。有名なお店らしいが、初めてお邪魔する。 満足、満腹の一日であった。お昼をいただいた串くらさんの店先にちょっといい言葉が書かれていた。「美酒あり 佳肴あり 知友あり これすなわち 人生の醍醐味なり」と。全く同感である。