特養退出手続き
母が年末に入院してから25日が経過した。主治医の見立てでは嚥下能力の回復が難しいとのこと。そうなると特養との契約上、キープしている部屋を明け渡さなければならない。その最終確認を兄弟そろって主治医を訪ねて行う。兄も納得したようで、夕方に退所手続きを行う。部屋に残っている荷物の引き取りは、金曜日とする。
4年半になるのだろうか、お世話になった特養にもう戻ってくることはないのかと思うと胸が痛む。施設の皆さまには本当によくしていただいた。感謝の気持ちで退所の挨拶をする。
家に戻ることもできず、施設に戻ることもできなくなり、これで病院から追い出されると困るが、いつかは療養型病院への転院勧告も覚悟しなければならない。救いなのは、特養にいた時よりも点滴で命をつないでいる今の方が、顔色もよく覚醒時間が長く、表情も反応もいい点である。この状態が一日でも長く続いてくれることを祈る。