土砂降りの雨中ライディングの課題
沖縄でマンションを倒壊させそうになった大雨がいよいよ関西に巡ってきたのか。午後から夕方にかけては大雨になることは予測できたが、せっかくのレインウェアを試したいということもあり、通勤は「ろくべえ」にて行く。朝は全然問題ない。
問題は夕方であった。午後九時頃には小降りになるとの予報を聞いていたがさすがにそこまでは待てない。で、少し小康状態かと思われた6時過ぎに完全武装して帰ることにする。
完全武装といっても足下は無防備。靴はボロ靴なので濡れても平気だが、靴の中にまで水が進入してくるのが気持ち悪い。コンビニのポリエチレン袋で靴をくるんで帰ろうと思ったが、それをするとマフラーやエンジンに触れてきたなくべったりと付きそうだったので断念。水は容赦なく入り込んでくる。
もう一つ致命的なのがヘルメットのウィンドシールド。雨粒で視界が遮られるだけでなく、吐く息で内側から曇る。晴れておれば少々曇っても走り出せばそれこそ雲散霧消で消えるのだが、雨が降っていると一回信号で停止するとなかなか曇りがとれない。内と外の曇りを押さえるケミカルが必要だ。でもそんな都合のいいのがあるのかどうか。
さらに困ったのが、エンジンが暖まらないのか不安定きわまりない。五月になって暖かくなってからというものチョークを引くのは朝一番のほんのひとときで済むようになっていた。ところが、帰りはエンジンフィンに直接雨が当たり熱を奪ってしまうのか、チョークを戻すとエンスト。これも初体験であるが、困ったものである。
こんな本格的な雨の中で乗るのは初めてだが、上記を除けばそれなりに快適なライドではあった。この雨は今夜のうちに上がり、明日金曜日は晴れる予定。そうなればOB会のツーリングクラブの例会が開催される。明日は滋賀から京都の奥の方を目指すらしい。