快勝のヤクルト戦
仕事日であるが、ほどよく忙しく輸出管理と知財案件の二本立てがメインになりつつある。若い頃は知財部門と本部が同一でそれなりにわかっているつもりでいたが、いざ課題に直面すると技術と関係ないことでもよくわかっていないことがわかる。
産機時代の最後の一年、知財の責任者も兼務した時期があるが、それで大きな顔を出来ていたのは有能なS君が課長としてフルサポートしてくれていたからである。その当時もわかっていたつもりだが、あらためて実感。
5時15分になるとそそくさと帰り支度。それでもオフィスを出るのは5時45分になってしまう。今日は甲子園球場で阪神ヤクルト戦を見に行く日なのだ。「ろくべえ」でそのまま甲子園球場に行けば試合開始にギリギリ間に合う。しかし、「ろくべえ」を駐輪する場所がなければ困る。また、せっかくのビールを飲めないのも辛い。しかし、家に一度帰ってから電車で出直せば7時くらいになってしまいそう。
結局、ビールは飲み過ぎなければいい、駐輪場は何とかなるだろうとの読みで直行する。球場周辺は人出が凄い。「駐輪場なんかないだろうな」と思って43号線の高架下を超えようとすると通行禁止の側道にバイクが入っていく。ガードマンも行け行けと誘導している。試しに「ろくべえ」も入ろうとすると同じように誘導してくれる。高架下のスペースが見事にバイク置き場になっている。路上ではないからそうそう警察が取り締まることもなかろうと安心して置く。
さて、試合の方は到着した一回の表こそピンチが訪れていたが、その後はピンチらしいピンチもなく杉山の好投。それを援護するかのごとく先制点、中押し、だめ押しと押しまくり後半は余裕の展開。4、5年前にやはり大勝利を収めた時に行ったことがあるが、展開としては我が甲子園史上最高のゲームだったと思う。
実はさっこらちゃんのご主人が大のトラキチでしょっちゅう甲子園には行っておられるようなのだが、今日はこれずにチケットを譲ってもらった物である。指定席はライト外野の応援団のど真ん中。結局、試合終了までトイレに立つこともなくひっきりなしの応援となった。
チャンスが多かった分、色んなヒッティングマーチのバリエーションを楽しむことができた。珠玉はわっしょいわっしょいマーチである。自然にわっしょい、わっしょいが輪唱のように二手に分かれ、お祭りのノリと勢い、それに秋祭り独特のペーソスを含んだ調べを感じたのは自分だけ?なにか凄く日本的だなぁと感動した。この感動はテレビ観戦では絶対に味わえない。
ラッキーセブンの風船、勝利の風船、六甲颪。甲子園のいい物全部を楽しんだ野球観戦となった。ビールは一杯しか飲めなかったが、両隣の人たちもいい人達で本当にいい目をさせてもらった。
ありがとうございました。
夫も行ってもらえてほんとにうれしかったとのこと。
いつも、あの席が空白になるのはいや~といってますから。
私も何試合か甲子園で観ましたが、ほんとにあの熱気はすごいですね。
それから勝ったときに甲子園全体に流れる満足、という連帯感。
阪神ファンでない私も楽しくなってしまいます。
確率的には奇跡の優勝ですが、きっと優勝できる、
そんな気分になる試合でした。