変則予定の一週間が始まる
今週は、変則スケジュールで木金とツーリングクラブの年次総会があり、初めて一泊がけのツールイングに参加することになったので、そちらを優先したスケジュールを組んだため、EI社に出向いての赴任前研修の講師を今日の午後に入れた。一部上場の中堅企業で熱心な雰囲気が伝わってくる。
せっかくのいいお天気の日がもったいないなぁ、と思っていたが、熱心に聞いていただけるとそんな恨めしさも忘れ、あっという間に三時間強が経過する。もっとも聞いている方からみた三時間強は結構長いものだと思われる。ながらく同一パターンの講義を繰り返しているが、そろそろ自分でもマンネリ化してきたので、改善を加えたいところではある。
四時半には開放され、街に出ると遅い午後の光で明るい。街中にいても初夏の到来を感じることができる。北浜から梅田に散歩して帰ってもいいのだが、フラフラしているとビールを飲みたくなり、飲むと音楽を聴きたくなり、どこかに入ってしまいそうなので、今日は直帰するぞと自分に言い聞かせる。
梅田の本屋で立ち読みをして、奥田英朗の「空中ブランコ」を立ち読みする。前作の延長編で主人公の精神科医がすぐさまいつものパターンで登場する。一編くらい立ち読みしてしまおうかとも思うが、客がだんだん増えてくると邪魔になるようだし、どうせ娘が次回帰ってくるときには持ってくるといっていたので、それまで楽しみは取っておくことにする。
ようやく阪急梅田に辿り着くと一階コンコースにはキリンビールの屋台。ここまで来ればもう大丈夫なので、誘惑に抗えずに一杯ひっかける。喋り疲れた喉に生ビールがしみる。100円玉3個で生き返った気がする。
夙川に着く頃には、陽も六甲の陰に隠れたようで、ほんのりと夕焼け空。このところ雨や曇の日が多かったので、昨日といい今日といい、お日様のありがたみを余計に感じる。