この五月はなにをしていたんだろうと最終日になって振り返ってしまうが、月初めに日生や高松に過剰ルートで遠征して金比羅山にお詣りしたことが、とてつもなく以前のことのように思われる。
この時期、例年検診日にあわせて出勤日程調整をするのだが、今回はあわなかったので、南塚口にある尼崎の検診センターに向かう。ここで受けるのは二度目なので土地勘はある。前回はバイクで来たが、今日はゆとりもあるので、電車と徒歩で行くことにする。
武庫之荘界隈は詳しいが、塚口となると旅券発行センター以外には行ったことがない。同じ尼崎市内でも武庫之荘と塚口は阪急色が比較的濃い佇まい。ハッとするような玄関先の鉢物を揃えているおうちがあり、どのような住民が育てておられるのだろうと想像力を掻き立てられる。
見たことのない花のようである。ホーリーホックでもないし、ツリガネソウでもない。ピンクの色合いがいい。

アマリリスだろうが、典型的な真紅のアマリリスと異なり、しぼり模様で淡く、全体がよく調和している。なかなかこだわりの玄関先だ。

検診結果は蓋を開けてみないと分からないが、とりあえずすぐにわかる数値では大きな変化はなさそうである。6年前に比べ身長が着実に減ってきている。計測誤差を入れても1cmは縮んでいる計算だ。170cmを切るのは時間の問題みたいだが、体重の方は高位安定。最近意識的によく歩いているつもりだが、殆ど効果は認められない。
問診の医師は相変わらず超ベテランとおぼしき老医。これまでの過去の数字を眺めて、にっこりして「結構です。」 まあ、深刻な顔をされるよりかはありがたいことではあるが、本当に大丈夫かという気にもなってくる。
帰り道は別ルートを辿る。幅5メートルほどの川は綺麗とはとてもいえないが、オタマジャクシやカエルの安息地となっている。夜はさぞ賑やかなゲロゲロの合唱で近隣住民はご苦労されているんだろうなと思われる。

予定通りの時刻にやや遅れて藤沢の姉夫婦が最寄り駅に着く。いつも関東に行ったときにはお世話になりっぱなしで、せめてこのようなときくらいはフルアテンドアッシーで恩返し。その足で母の待つ施設に向かい、久々のご対面。前回義兄が顔を見せてくれたのは、骨折入院より遥かに前のことなので、覚えているかと思われたが、すぐに固有名詞が出てきたのにはびっくり。やはり、少し緊張感を持つとシャキッとするようだ。
今日、明日、姉貴は母についてくれ、明日は墓参り。できるだけ尽くしたいものである。
仕事もなく、ゴルフもなく、家内のアッシーもない水曜日。時間の自由があるとクルマはまったく不要。つたやにも歩いていき、先週中の島薔薇園で薔薇を観たついでに観たくなったAmerican Beautyを返却に行き、ついでに「ショーシャンクの空」借りる。前に観たことはあるのだが、記憶に乏しい。法律英語での宿題になっているので、再度観ることにする。
明日は健康診断なので、早い目に夕食を摂り、タイガーズ応援をするか、夙川のホタル観察に行くか迷うのだが、先発の岩田がボーンヘッドないし怠慢プレーの連続で嫌気がさしていたところ、二番手の久保があっさりホームランを打たれ、敗戦ムード濃厚となった時点で、テレビを切り、ホタル狩りに出掛ける。時に残照の残る7時半頃。

夙川ホタル狩りは、まだ少し早い目かと思って出掛ける。苦楽園までは殆ど確認できなかったが、阪急甲陽線の鉄橋辺りから、発見数が増える。人出はパラパラだが、家族連れが老若男女含め結構沢山来ている。桜の頃は照明が少な過ぎるとぼやいていたものだが、ホタル狩りには水銀灯が明るすぎる。市の観光課もせめてホタルの時期の日暮れから10時くらいまでは水銀灯消灯といった気を利かせないものかと情けなく思う。
暗いのでお互いに顔はわからないが、ホタル狩りに来ている人に悪い人はいない。行きずりの人と結構おしゃべりが弾む。地元の人とおぼしき妙齢の女性は、なかなか通でいろいろ教わる。
今年は5月23日からホタルが出現し、ピークはもう過ぎたとのこと。最初は上流で沢山いたのが、大雨で流されたのか少し下流に賑やかさが移っているとのこと。今晩は77尾の個体を確認したとのこと。
6月に入ってからが本番と思っていたが、当てが外れる。よくぞ久保がホームランを打たれてくれたものだ。あそこで踏ん張っていたら、50年ぶりの夙川ホタルを見損なっていたかも知れない。
それにつけてもホタルの写真は超難しい。露出もピントも手ブレ・被写体ブレも花火の比ではない。今年は無理かも知れないが、しっかりした三脚で長時間露光でホタルの乱舞姿を撮ってみたいものである。CX5では限界を遥かに超えている。
蛍光色は結構明るいが周りが暗すぎて写るのは発光部分のみ。

折からの朧月とホタルのコラボシーンがあったのでチャレンジする。

ゲンジボタルかヘイケボタルかの確認のためフラッシュ撮影もしておく。でもどちらかは確信を持てないが、なんとなくゲンジボタルのような気がする。

で、タイトルのツバメとホタルの共通点だが、「人間とのいい関係」ということになると思われる。おそらく、虫が嫌いな女性でもホタルは嫌いでないと思う。ホタル狩りの半分以上は女性だし、見つけると「キャー可愛い」が定番。ホタルも人間を恐れる様子はなく、掴まえて手のひらに載せても逃げる気配がない。
ツバメも人間の生活空間に巣を作り、天敵のカラスから卵やヒナを守ろうとしているようである。太古の時代から人間がツバメに危害を加えないことを知っているのだろうと思う。
朝から母の整形外科受診の付き添い。三回目となるが、症状は改善したようで、今回で通院は打ちきりとなる。再発の恐れはあるらしいが、その兆候がなければもう通わなくていいらしい。やれやれ、一つ心配の種が軽減する。
午後は、思わずダブルブッキングをするところだったが、手帳のメモを解明し、無事予定通りの行動をとることができた。手帳に予定を書き入れるときに、より詳しく書いておけばよかったのだが、暗号的に固有名詞をちょろっと書いただけだったので、それの意味するところを思い出せずに悶々としていたが、月曜日になって思い出し、大事なく行動できた。
去年の5月に61歳で亡くなった入社時以来の親友K君の一周忌が過ぎたので、もう一人の親友S君と一緒にお宅のお仏壇に線香をあげさせてもらう。去年のお葬式では駅前からタクシーで自宅マンション近くの葬儀社に向かったので迷うことはなかったが、いざバスで行くとなるとすっかり忘れている。
マンションの内装も間取りもすっかりリニューアルして、奥様は独身の息子さんと元気に暮らしている様子。なにはともあれ元気が一番。やれやれである。折からの雷鳴とゲリラ豪雨に見舞われるが、幸い一度も傘をさすこともなく往復できたのは幸い。




5月最後の出勤日。来月は、ゴミ当番になるのでバイク通勤を余儀なくされそうである。やはり通勤は行き帰りとも徒歩の方が楽しみが多い。
隣の工事現場書きになるところであるが、マンション工事の方は週単位ではそれほどの変化はなさそうだ。せっかくの定点観測も空振り気味となる。それでもいつの間にか6階まで積み上がり、半分を超えている。

一方の店舗工事の方は、どんどん進み、来月のどこかで新装開店セールが始まりそうだ。滋賀県ベースの小売り商が兵庫県に進出。どうやら食料品中心のスーパーらしい。便利になるのはありがたい。

昼休みはいつもスギ薬局とローソンが定番コースだが、今後は平和堂が入って来そうだ。美味しい弁当も売られることであろうから、場合によっては食堂の弁当をやめて、平和堂弁当に変わるかも知れない。それを意識して、食堂業者に競争原理が導入されればいいのだが、さてどうなることやら。

帰りはいつもの大井戸公園経由。そろそろ薔薇も終盤に差し掛かってきた。

ここでも手入れをしているおばさんがいたので、「もうピークは過ぎたんですかねぇ」と向けると、「いえ、これからも新芽を出してくるので、夏にかけて花はさきますよ。」とのこと。

なるほど、そういわれれば盛りを過ぎた花の横で、赤い新芽がスクスクと伸びつつある。子供の頃、庭におふくろが大事にしていた黒薔薇の新芽が赤い色をしていたのを思い出す。

先日、中の島薔薇園でperpetual系という言葉を係りの人に教えてもらったが、どうやら四季咲きの種類のことをいうようだ。これまで、perpetualというとRolexの時計の名前か「永遠の」という訳語しか思い浮かばなかったが、薔薇を通じて一つ学んだ気がする。

去年の4月上旬に東京出張ついでに寄った立川の昭和記念公園の帰り際に、簡単なアンケートに記入したところ、花の種をいただいた。すぐにまいておいたのだが、細かい種からひ弱な苗が芽生え、去年一年かけてなんとか成長してきたのが、このなでしこ系の花。蒔いてから一年以上経ったこの五月に初めて花を咲かせた。

もう一つは箕面のイタリアンレストランのボトルブラシ。去年の今頃、義母の定期検診の帰りに一緒に寄ったのも今頃だったのだろう。思い出す。

花の色は去年も今年も変わらないが、去年はあのテーブルで三人で一緒にランチしたんだ、と思い出すと人生の儚さをあらためて実感する。

午前中は家内の病院初診の付き添い予定があったので、英語の予習は昨日遅くまでかかるが、なんとか仕上げることができた。予定通り、昼前にはその用事も片づき、遅れることもなく勉強会に臨むことができたのだが、ちょっとしたハプンニングが発生。
始まってしばらくしたところ、敬愛する先輩会員が、お茶を気管支に入れてしまったのか、むせて呼吸困難で少し心配な状況となる。お歳がお歳(80歳)なので、大事を見て救急車を呼ぶことにした。救急車が到着する頃には、本人は「大丈夫、大丈夫」と言えるところまで回復したが、顔色が悪い。
救急隊員が問診、血圧測定、体温測定などテキパキとやってくれる。顔面蒼白と全身冷や汗の兆候があり、救急車内で心電図をとる。それも、大きな問題はなかったが、用心を見て救急病院で精密検査を受けることになる。
付き添いは誰がいくかとなると、会長職を務める自分しかいないので、サイレンを流しながら疾走するであろう救急車に乗り込む。去年の夏に家内が椎間板ヘルニアで救急車に乗ったとき以来の乗車だ。付き添いで乗るのは、いっても気が楽だが、いつの日にか自分が救急車で運ばれる日が来るのだろうな、と考えさせられる。
幸い、精密検査の結果も問題なく、まもなく奥様も駆けつけられたので、ホッとして英語会に戻る。結局、せっかく時間を掛けて予習したTIMEの記事は殆ど参加できなかったが、予習で十分勉強できたので、今日はそれで十分である。後半の法律英語には途中から参加。
二次会にも参加できて、いつもの英語会の雰囲気で終えることができた。法律英語の教材が、イマイチ不適合のようで、このところ出席率も低迷しているが、ノルウェイ系カナダ人の先生が新しいテキストを見つけてくれたので、これでまた参加者が増えることを期待する。

本来であれば、本年度第一回のツーリングクラブ例会で、三重県に牡蠣を食べに行く予定だったが、折からのお天気下り坂で、昨夕に順延の連絡が入った。順延日の火曜日は、母の通院付き添いがあるので、参加できないのはちょっと残念だ。しかし、雨の中のツーリングの苦労を考えると、順延は正解である。
とはいえ、家にいると家内の用事にこき使われ、力仕事、アッシー、おまけに料理長まで回ってくる。ただ、自分の性格が変なのかどうかわからないが、料理長の仕事は楽しい。先日、NHKのあさイチで特集を組んでいた、「3シェフNEO・アボカドに恋してる」の中から、イタリア人シェフのアボカド冷製パスタにチャレンジする。
カメラに収めるのを忘れてしまい残念だが、NHKレシピよりも具財を少し増やした分、ゴージャスなクリーミーパスタとなった。材料を細かく刻んだり、ミキサーを使ってピューレを作ったりで結構手間も時間もかかるが、細麺を使った冷製パスタは、家内からも娘からもかなり評判がよかった。これって主夫のしあわせ?
講師関係のお仕事をさせてもらっているPEICO社の本社に九時に赴く。なんでもプロモーションビデオを作成することになったとのことで、小一時間で録画撮りをするとのこと。数名の講師に呼び出しがかかっているようだ。採用になるのかどうかは蓋を開けてみないとわからないが、まあ声を掛けてもらったのはありがたいことと喜んでおこう。
帰り道に中の島を通れるのも渡りに舟。いいお天気の昼間で、薔薇の撮影向きではないように思われるが贅沢は言えない。こんなに晴れていても薔薇の香りが漂っている。これは大井戸公園では殆ど感じない発見だ。
場所的には北浜近く。

時期的には最高のタイミングかも知れない。どの木も満開。

薔薇の種類は約350種あるとのこと。ほとんどの木に名前やタイプが書かれているので、一日掛けたら薔薇図鑑が出来上がりそうだ。

芍薬のような薔薇もある。

中程にグリル&ビアという店があり、昼間だがビールを飲みたくなる。一仕事終えたあとだから誰に憚ることもない。ところが、この店の開店までにはもう少し待たないといけないようだ。

一旦その気になると、ここはやはり自分へのご褒美と言い訳を作って、コンビニでプレミアムモルツをゲットして戻る。

薔薇越しに中の島公会堂が見える。

淀屋橋方向に向かうと粋な感じのイタリアンレストラン。迷うことなく入り、パスタランチをいただく。

このところパスタランチが多い。カプチーノに模様が入っているのが気に入る。プロ級にはほど遠いが。

さらに淀屋橋方向に歩くと裸婦の彫刻。市役所のすぐ隣の公共の場所にこれは許されるのだ。絵画であればtitsだけでも公共の場所には掲示できないと友人の女流画家が嘆いていたのを思い出す。

この公園に来たのはライトアップされた冬の夜しか思い出さないが、薔薇の頃の昼もいいものである。木陰の感じがいい。

木曜日に別予定が入ったので、今日が出勤日となる。月曜から中一日だが、しばらく経った雰囲気があるのはなぜだろう。 快調がらみの米国マターが最優先となるが、午前10時からは中国人と台湾系若手社員への研修会が入っていたので、そちらに没頭。
営業から二件の契約審査が飛び込み、時間の制約があるので効率重視でコメントを書く。輸出管理のルーティンワークをやっているとあっという間に夕方がやってくる。知財がらみの業務もあったのだが、こちらは手つかずで来週送りとならざるを得ない。
ちょっと絶対時間が足りなくなってきている感じがしないでもないが、時間がなければないで、効率が自動的にアップするので、仕事とは不思議なものである。若い頃からこのような執務態度をとっていたならば、仕事も私生活ももっともっと充実したものになっていたであろうと思われる。それもこれも年の功というものであろうか。
敷地隣の定点観測は停滞気味だが、あとからスタートした商業施設の建設はどんどん進み、早ければ七月頃には新装開店しそうな勢いである。
帰宅通勤路は当然のことながら大井戸公園経由となる。初めて訪れたときと比べると、ほぼ満開状態になり、これまで気づかなかった薔薇の存在感も増している。

今まで気づかなかった一重の薔薇も咲いている。薔薇というよりハマナスのイメージが強い。

それでも園芸種とおぼしき一重の薔薇もあり、バラエティに富んでいる。

司会、やはり薔薇の花は一重やり、重なりのある花がいい。

見慣れないオレンジ系の薔薇らしい花を見つけるとやはりホッとする。

京都の友人から、上賀茂神社隣の太田神社の杜若群生を見に行かないかとのお誘いがあったので、他のフォト仲間といそいそと京都に向かう。杜若の前に、この春オープンしたばかりの京都水族館見学。須磨や海遊館、鳥羽ならわかるが、京都七条と水族館は相容れない感じ。
これが平日午前にもかかわらず大盛況。幼稚園児から中学くらいの遠足、若い女性、若いファミリー、シニアカップル・グループが多い。子供を除くと女性比率がここでも圧倒的。
いろいろ興味深い被写体は数多くあったが、厳選するとこの二点。エンゼルフィッシュ的海水魚とミズクラゲ。

ヨットハーバーでもお目にかかるお馴染みのミズクラゲだが、こうしてみると神秘的。

お食事は太田神社隣の愛染倉のレストラン。新緑が美しい。

イタリア料理店だが、アペリティフのお薦めはサングリアとのことなので、それに従う。

天井の高い建物は、なんでも奈良から資材を運び移設したとのこと。穴場的雰囲気である。

窓の外は新緑の緑一色。

で、いよいよ本命中の本命、杜若。残念ながらほぼ一週間、出遅れた感は否めない。旬は過ぎた感じだが、ところどころに美しい杜若。

すぐきの老舗、なり田さん。

上賀茂界隈とあってかカモが似合う。

上賀茂神社内を流れる小川。
